人によっては、
カネロ・アルバレスの歴史的偉大さの評価は大きく異なる。
テレンス・クロフォードはその支持者の一人だ。
9月13日にラスベガスでアルバレスと対戦するクロフォードは、現役および歴代の名選手の長いリストを渡され、メキシコ出身のスーパーミドル級4団体統一王者と比較して順位を付けるよう求められた。
クロフォードはカール・フロッチ、クリス・ユーバンク、フェリックス・トリニダード、マニー・パッキャオ、アルトゥール・ベテルビエフ、バーナード・ホプキンスをアルバレスの下に置いたが、オスカー・デ・ラ・ホーヤの名前が出たとき、口を開いた。
「彼はカネロより優れていた」とクロフォードは
ザ・リングに語った。
クロフォードは本気で言ったのか?それとも単に相手の神経を逆なでしたかったのか?
何しろ、アルバレスと元プロモーターのデ・ラ・ホーヤは長年公に対立している。アルバレスは、約10年続いたパートナーシップの間にデ・ラ・ホーヤが自分から金を盗んだと主張し、さらにデ・ラ・ホーヤは不誠実だとも語ってきた。殿堂入りのデ・ラ・ホーヤも反撃し、アルバレスを「嘘つき」と呼び、35歳の彼は選手として衰えたとも述べている。
宿敵の方が優れた選手だったと宣言すること以上に、アルバレスを苛立たせる方法があるだろうか。
もちろん、アルバレスはアレジアント・スタジアムでの直接対決で、自分の実力をクロフォードに示す機会を得る。WBAスーパーウェルター級王者のクロフォードは、この試合で2階級上げ、キャリア最大の試練に挑むことになる。
全盛期のデ・ラ・ホーヤはアルバレスより優れていたかもしれない。より重要な問いは、全盛期のクロフォードが、将来殿堂入り確実な現在のアルバレスより優れているかどうかだ。
クロフォードは、今回の試合が過去のどの試合よりも賭け金が高いことを理解している。
実際、もしアルバレスを倒して3階級で4団体統一王者となれば、自分は史上トップ5に入るべきだと最近語っている。
クロフォードが挙げた現時点でのトップ5は、シュガー・レイ・ロビンソン、シュガー・レイ・レナード、
フロイド・メイウェザー・ジュニア、マービン・ハグラー、ロベルト・デュランだ。
まさに錚々たる顔ぶれである。