テオフィモ・ロペス Jr. は水曜日、ニューヨークで行われたキックオフ会見の壇上で、ノートに書き込んだアファメーション（自己肯定の言葉）を読み書きしていた。

シャクール・スティーブンソンは、1月31日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催され、DAZNで放送される「Ring 6」のメインイベントとなるこの試合について、「勝敗はもう見えている」と語った。

「テオフィモの試合には多くの弱点がある」とスティーブンソンは言う。「その弱点の多くはメンタル面にある。俺はそれを暴くつもりだ。自分が世界最高であることを証明したい。テオは俺がどれだけ強いか分かっていない。試合当日になれば、俺がこれまで彼が見たことのない次元に引き上げると理解するはずだ。テオはハイレベルなファイターだが、俺のレベルではない。俺はエリートレベルのファイターだ。」

一方、ロペスの父でありトレーナーでもあるテオフィモ Sr. は、スティーブンソンの宣言に冷水を浴びせ、「シャクールの攻略法はもう分かっている」と主張。さらにスティーブンソンに対し、これまで“退屈だ”と批判されてきたような試合をするのではなく、観客を楽しませる戦いを見せるべきだと釘を刺した。

「タオルを投げるんじゃないぞ」とスティーブンソンは言った。

「お前はどうせ途中で投げ出すはずだ」とテオフィモ・シニアは言う。「お前はまだエリートと戦ったことがない。」

一方のテオフィモ・ジュニアは、ほとんど口数が少なく、計算高く、どこかクセのある雰囲気を漂わせていた。下ネタをいくつか投げつけ、両手で頬を押さえながらニューヨーク・ニックス愛を語ったりもした。

「シャクールは俺のキャリアで最も強い相手だと考えている」とロペスは言う。「みんなが“ベスト・オブ・ベスト”と認める二人が戦うんだ。ボクシングの聖地でグローブを交える。この男は最高のファイターで、俺たちは最高を相手に戦うためにここにいる。俺たちは常に逆境に挑み、逆境を覆してきた。オッズメーカーはもっとシャクール有利にしておけよ。俺の周りには金を必要としている人が大勢いるんだ。稼がせてやらないといけない。」

ロペス（22勝1敗、13KO）はリング誌とWBOのスーパーライト級タイトルを防衛し、シャクール・スティーブンソン（24勝0敗、11KO）はWBCライト級王者としてさらに階級を上げ、4階級制覇を狙いにいく。

ロペスは5月のアーノルド・バルボサ Jr.戦で判定勝ちを収めており、スティーブンソンは7月のウィリアム・セペダ戦で同じく判定勝ちしている。

「この試合の後、俺はP4P（パウンド・フォー・パウンド）でトップ5に入るべきだと思う」と、現在リング誌でP4P8位のスティーブンソンは言う。「それを見せるのが待ちきれない。これはマスタークラスのパフォーマンスになる。そして試合後にはテオフィモ・シニアが泣いているはずだ。」

Manouk Akopyanは『ザ・リング』誌のリードライターである。Xとインスタグラムでは @ManoukAkopyan をフォローできる。