スブリエル・マティアスのプロモーターは、ニューヨークで彼の市場価値を試す準備を整えている。
「ザ・リング・マガジン」の確認によれば、マティアスのWBC世界スーパーライト級タイトルの義務防衛戦として、イングランドの
ダルトン・スミスとの一戦を1月10日に同地で行う計画が進められている。スミス自身もここ数日、SNS上でその日付とニューヨーク開催について言及している。
プエルトリコのマティアスをプロモートするフレッシュ・プロダクションズは、
先月の入札で190万ドルを提示し、この試合の興行権を勝ち取った。なお、マティアス対スミスをメインとするこのイベントがニューヨークのどこで開催されるかは、この記事が掲載された時点では明らかになっていない。
当初の計画では、マティアス対スミス戦は11月22日にサウジアラビア・リヤドで行われる「Ring IV」大会のアンダーカードとして組み込まれる予定だった。しかしフレッシュ・プロダクションズは、この試合をニューヨークに持ち込む決断を下した。
マティアスは2023年2月、無敗だったヘレミアス・ポンセを5回終了棄権に追い込み、空位のIBF王座を獲得した。
彼はショジャホン・エルガシェフを6回終了棄権に追い込み、1度防衛に成功したものの、2024年6月の地元での防衛戦でリアム・パロに12回判定負けを喫し、王座を失った。しかしその後2連勝で立て直し、プエジョを下して再び頂点に立った。
スミス(18戦18勝、13KO)は、ジュニアウェルター級でRing7位にランクされており、これまでに英国王座、コモンウェルス王座、ヨーロピアン王座、さらにWBCの地域タイトルを獲得している。彼はサム・マックスウェル(7回TKO)、元世界タイトル挑戦者ホセ・セペダ(5回KO)、そして直近の4月19日の試合ではマチュー・ジェルマンに対し、12回ユナニマスデシジョンで大差の勝利を収めている。
マティアス対スミス戦のアンダーカードには、元2度のバンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(22勝3敗、13KO)が登場する。ロドリゲスは昨年5月、西田凌佑にIBF王座を奪われて以来の再起戦となる。さらに、二度の五輪出場経験を持つジェイビエル・シントロン(13勝1敗、6KO)と、ジュニアウェルター級のアルフレド・サンティアゴ(17勝2敗、8KO)が、それぞれ対戦相手未定の別カードで登場する予定だ。
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