7月12日、ニューヨークで行われた「
リング・マガジンIII」で
スブリエル・マティアスが
アルベルト・プエヨからWBCスーパーライト級王座を奪った直後、リング上で指名挑戦者
ダルトン・スミスが彼を出迎えた。
両者は11月22日に
デビッド・ベナビデス対アンソニー・ヤードがメインを務める「リング・マガジンIV」で王座を懸けて激突する流れになると思われた。
しかし、そうはならなかった。両陣営の交渉がまとまらず、この一戦は入札に持ち込まれることになった。
火曜日、メキシコシティで入札が行われ、マティアスのプロモーターであるフレッシュ・プロダクションズが、スミスを擁するマッチルームを上回り、この試合の開催権を獲得した。落札額は190万ドルで、マッチルームは171万ドルを提示していた。
フレッシュ・プロダクションズは、この試合を今秋、マティアスの母国プエルトリコで開催する計画を発表した。
マティアス(23勝2敗22KO)は、
リング誌スーパーライト級2位。2023年2月に無敗のジェレミアス・ポンセを5回終了TKOで粉砕し、空位のIBF王座を獲得した。
その後、ショジャホン・エルガシェフを6回終了TKOで下し初防衛に成功したが、昨年6月、地元での凱旋試合でリアム・パロに判定(12回)で敗れ王座を失った。しかし立て直し、2連勝ののち、7月12日にプエヨに判定勝ち(12回2-1)を収め、WBC王座を手にした。
一方、スミス(18勝無敗13KO)はリング誌同級8位。英国、コモンウェルス、欧州、そしてWBC地域タイトルを獲得しており、サム・マクスウェル(7回TKO)、元世界挑戦者ホセ・セペダ(5回KO)、直近ではマチュー・ジャーメインに大差の判定勝ち(12回)している。
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