シャクール・スティーブンソンは、
ワシル・ロマチェンコがキャリアを通じて成し遂げてきた三階級制覇の実績を尊敬している。
だが、自信満々のスティーブンソンは、それでもなお、自分があの伝説的なウクライナ人サウスポーより優れたファイターだと確信している。特に、2020年10月に
テオフィモ・ロペスに敗れた時のロマチェンコであればなおさらだ。ロペスのキャリアで最も重要な2つの勝利は、当時ライト級の統一王者だったロマチェンコ、そして元スーパーライト級4団体統一王者ジョシュ・テイラーという、いずれもサウスポー相手のものだった。
スティーブンソン(24勝0敗、11KO)は、水曜日にマディソン・スクエア・ガーデンで行われた記者会見で、ロペスに対し「お前のサウスポー撃破リストに、もう一人上位のサウスポーを加えるようなことはさせない」と宣言した。
「テオはこのレベルじゃない」とスティーブンソンは語った。「テオはハイレベルのファイターだけど、俺とはレベルが違う。俺はエリートレベルのファイターだ。1月31日になれば、それを見せてやる。」
来月開催される 『
The Ring 6』 のメインイベント記者会見を進行したDAZNのクリス・マニックスは、ロペス(22勝1敗、13KO)より自分が上のレベルにいると感じる理由をスティーブンソンに尋ねた。
「やつが最高の状態にある時を見てきたからだ」とスティーブンソンは説明した。「テイラー戦でも、ロマチェンコ戦でも、あれがやつのベストだ。あれ以上の出来はできない、と俺は思っている。だから、あの試合から言えるのは、俺はあいつらよりずっと上のレベルにいるってことだ。」
「ロマチェンコについては言った通り、6ラウンドもの間パンチを出さなかったんだ。6ラウンドもだぞ。そんな状態で俺の前に立っても、何ができるっていうんだ? あの日のロマチェンコなら、俺は楽勝で倒していたと思う。それくらいの感覚だ。」
ロマチェンコはロペス戦の立ち上がりで動きが鈍く、後半に盛り返したものの、12ラウンドの135ポンド統一戦では119-109、117-111、116-112の判定で完敗した。
スコットランドのテイラーも2023年6月、マディソン・スクエア・ガーデン内のザ・シアターでロペスに117-111、115-113、115-113のスコアで明確に敗れている。
ロペスは、テイラーから奪ったThe RingとWBOの世界スーパーライト級王座を、WBCライト級王者であるスティーブンソンを相手に防衛することになる。
スティーブンソンは2016年リオ五輪の銀メダリストで、これまでにフェザー級とスーパーフェザー級で世界王座を獲得している。ニュージャージー州ニューアーク出身の彼は、
The Ringのパウンド・フォー・パウンドランキングで8位につけている。
FanDuel(ファンデュエル)は、かつてRing/IBF/WBA/WBO統一ライト級王者でもあったロペスに対し、スティーブンソンを2-1以上の有利とするオッズをつけている。この28歳のライバル同士による12ラウンド・140ポンドの世界タイトル戦は、
DAZNのPPVイベントのメインを飾る。
ザ・リングのシニアライターでコラムニストであるKeith Idec(X: @
idecboxing)まで連絡可能。