ラモント・ローチは3月、
ジェルボンタ・デービスと引き分け、“タンク”の戦績に初めて傷をつけて強烈な印象を残した。
しかし、その実力に懐疑的な人物がいる。2023年4月にデービスにストップ負けを喫した
ライアン・ガルシアだ。
ローチとイサック・クルスは今冬、クルスのWBC暫定スーパーライト級王座を懸けて対戦することで合意。
最初にこのニュースを報じたのは『ザ・リング』のマイク・コッピンジャーで、「Inside The Ring」で伝えられた。
具体的な日時と開催地はまだ発表されていないが、この試合は「成立済み」で、12月開催がターゲットとされているとコッピンジャーは報じた。
「いいマッチアップだと思う」とライアン・ガルシアは「Inside The Ring」で語った。
「イサック・クルスがラモント・ローチに勝てると思う。ローチはジェルボンタ・デービスにとっては完璧なスタイルを持っていたが、彼自身がそこまで優れたファイターだとは思わないんだ」。
ローチ(25勝1敗2分、10KO)はデービスとの再戦を望んでいたが、デービスは代わりにYouTuberからボクサーへ転向したジェイク・ポールとの
高額エキシビションを選択。
そこでローチは、2021年にデービスと接戦を演じて判定まで持ち込んだ元140ポンド王者のイサック・クルス(28勝3敗1分、18KO)にターゲットを切り替えた。今回ローチは初めて本格的な140ポンド戦に挑むことになり、それが不利に働く可能性もある。
ガルシアはワシントンD.C.出身のローチが、スーパーライト級トップ勢には苦戦すると見ている。
「彼を他のトップ選手と戦わせたら、いいパフォーマンスを発揮できるとは思わない」とガルシアは断言した。「そうはならないだろうね」。