ニューヨーク──
リチャードソン・ヒッチンスと
ジョージ・カンボソス・ジュニアは、木曜日にマディソン・スクエア・ガーデンで行われた記者会見では引き離されていたが、その翌日の金曜日には短い間ながら顔を突き合わせて睨み合った。
計量自体は比較的静かに行われ、ヒッチンスはニューヨーク州アスレチック・コミッションのスケールで140ポンドを記録。対するカンボソスは公式計量で139.4ポンドと、わずかに軽かった。両者は土曜夜、マディソン・スクエア・ガーデン内のシアターで12ラウンドの140ポンド王座戦に挑む。
ヒッチンス(19勝0敗、7KO)は、6か月前に獲得した
IBFジュニアウェルター級王座の初防衛戦としてこの試合に臨む。一方のカンボソス(22勝3敗、10KO)は、その座を奪いに挑む立場だ。
この試合はDAZNで7試合構成の興行のメインイベントとして配信され、アンダーカードの中継は午後6時30分(東部標準時/日本時間では翌午前7時30分)から開始予定である。
同じく計量をパスしたライト級の
アンディ・クルスと
三代大訓は、ヒッチンスとカンボソスが登壇する数分前にステージに登場。
キューバ出身のクルス(5勝0敗、2KO)は、リミットちょうどの135ポンドで計量を終え、日本の三代(17勝1敗1分、6KO)は134.6ポンドだった。
このIBFライト級挑戦者決定戦は、現王者レイモンド・ムラタラ(23勝0敗、17KO)への挑戦権をかけた一戦となる。
現在、クルスはIBFランキングで第3位、三代はその2つ下の第5位に位置しており、第1位の枠は空位のままである。
以下は、ヒッチンス対カンボソス戦のアンダーカード出場選手の計量結果:
ヘビー級/6ラウンド戦
テレモアナ・テレモアナ(7勝0敗、7KO)265.6ポンド/オーストラリア・ブリスベン
アリーム・ウィットフィールド(9勝0敗、6KO)246.2ポンド/ニューヨーク州ジェネバ
ジュニアミドル級/8ラウンド戦
パブロ・バルデス(9勝0敗、8KO)152.4ポンド/ニューヨーク・マンハッタン
※予定されていた対戦相手、ペルーのセサル・ディアス(9勝1敗、4KO)は計量不参加
ジュニアライト級/6ラウンド戦
ザクィン・モーゼス(3勝0敗、2KO)129.2ポンド/ニュージャージー州ニューアーク
カール・ロジャース(3勝2敗)129.6ポンド/コロラド州コロラドスプリングス
ミドル級/4ラウンド戦
ニシャント・デブ(1勝0敗、1KO)154.4ポンド/インド・カルナール
ジョスエ・シルヴァ(3勝2敗、1KO)155.2ポンド/メキシコ
ジュニアフェザー級/4ラウンド戦
アダム・マカ(プロデビュー戦)119.2ポンド/イングランド・ブライトン
ラファエル・カスティーヨ(2勝6敗、1KO)120ポンド/ニューヨーク・ブロンクス
Keith Idecは『ザ・リング』のシニアライターおよびコラムニストである。X(旧Twitter)@idecboxingで連絡可能。