クイーンズベリー・プロモーションズが、元キックボクシング世界王者ドネギ・アベナと契約を結ぶことで、再び注目のヘビー級選手を陣営に加えるべく交渉を進めている。
スリナム出身で現在27歳のアベナは、2023年2月にグローリー・ライトヘビー級(209.4ポンド)王座を獲得し、初防衛にも成功したが、2024年3月に王座を失った。
その後もキックボクシングでさらに4試合をこなしたが、クイーンズベリーとの契約が発表されたことで、今後はボクシングに挑戦する意向を示している。
ザ・リング・マガジンの取材によると、契約の詳細については現在も協議中だが、アベナは
世界ボクシング界で最も強力なヘビー級陣営への加入が目前に迫っている可能性がある。
IBF王者ダ
ニエル・デュボア、
ファビオ・ウォードリー、ジョセフ・パーカー、そして注目株のモーゼス・イタウマらがすでにクイーンズベリーと契約しており、アベナもその一員に加わる見通しとなっている。
マネージャーのジョニー・エドワーズは、アベナおよびフランク・ウォーレンと並んだ写真を投稿し、次のように述べた。「クイーンズベリー・プロモーションズとフランク・ウォーレンが、世界で最もエキサイティングなヘビー級有望株の一人、ドネギ・アベナと長期プロモーション契約を結んだことを発表できて非常にうれしく思う。
この3年間、私たちは密接に連携しながら彼のスキルを磨き、ヘビー級を支配する準備を整えてきた。今回のパートナーシップにより、私はこのパワーハウスを頂点へ導くことに専念できる。
ヘビー級王者への旅はここから始まる。彼は “ザ・ビッグ・ドン” として知られることになる。さあ行こう。」
執筆時点ではクイーンズベリーからの公式発表は出ていないが、交渉に詳しい関係者が『ザ・リング』に語ったところによれば、協議は順調に進んでいるという。