オマリ・ジョーンズは、フロリダ州オーランドの地域社会で重要な存在になるという自身の意志を隠してこなかった。
木曜には、その活動の一環としてボクシンググローブを置き、ビリヤードキューを手に取り「マッチルーム・プール」主催のフロリダ・オープン・プール選手権に参加した。
ジョーンズ(3勝0敗、3KO)は、2024年パリ五輪で銅メダルを獲得した唯一のアメリカ人ボクサーであり、オーランドのカリブ・ロイヤルに姿を見せた。この会場は、彼がプロデビューを果たした場所でもあり、今年3月15日に19戦経験のあるイタリア人ベテラン、
アレッシオ・マストロヌンツィオを2回TKOで下している。ビリヤード台では、マッチルーム・プール世界ランキング10位で英国最高位の選手であるジェイソン・スタークと9ボールを対戦。別のメディア対応のために会場を後にする前、ジョーンズはパリ五輪の銅メダルを手に、ファンや子どもたちと写真撮影を楽しんでいた。
「マッチルームから連絡があって、『近くでプールの大会があるけど興味ある?』と言われたんです」とジョーンズは
ザ・リングに語った。「まさか自分がプレーするとは思っていませんでしたが、9ボールは間違いなくやってみたいと思いました。特にジェイソンと交流できて、とても楽しかったですし、またやりたいですね」。
ジョーンズのこうした活動は、オーランド地域で継続的な存在感を示す取り組みの一環であり、彼の財団「ダラー・アンド・ア・ドリーム」にもつながっている。22歳のジョーンズは、7月24日から25日にかけて、8歳から17歳までを対象にした初の年次キャンプ「ドリーム・イン・モーション」をスクール・オブ・ハードノックスで開催し、2日間で110人の子どもたちが参加した。
このキャンプには、元ライトヘビー級王者で同じオーランド出身のアントニオ・ターバーも姿を見せた。
「これは自分とチームで始めた活動です」とジョーンズは語る。「みんな、俺のビジョンをわかってくれています。子どもたちに還元し、地域や新しい世代にできる限りのエネルギーを注ぐことが、常に自分の信念なんです」。
「彼らは僕を、身近に触れ合えるヒーローのように見てくれています。僕はいつも地域にいて、『彼がオーランド出身で成功できたなら、自分にもできる』という希望の源として見てくれている。それが本当に嬉しいんです。」
リングでもジョーンズは多忙だ。直近では7月19日、
バム・ロドリゲス対プメレラ・カフ戦の前座として、テキサス州フリスコのフォード・センター・アット・ザ・スターでアルフレド・ロドルフォ・ブランコを2度倒し、3回TKO勝ちを収めた(
DAZN配信)。