スティーブン・フルトンは、これまで一度も楽な相手ではなかった。
だからこそ、
オーシャキー・フォスターも最大限の敬意を払っている。両者は10月25日、ラスベガスのMGMグランドでコメインイベントを務める。
フォスター(23勝3敗12KO)は、WBC世界スーパーフェザー級王座を失うつもりはない。しかし守り抜くためには集中力を切らさずに戦う必要がある。フルトン(23勝1敗8KO)を唯一のターゲットだと口にしながらも、最近はもう一人のビッグネームにも言及している。
「“タンク”だよ」とフォスターはYSMスポーツメディアに語った。今後すぐに戦いたい相手を問われたときのことだ。「俺たちには少し因縁があるし、いまは130、135にいるんだ」
フォスターが強く望んでいる一方で、その気持ちはデービス側からは返ってきていない。
デービス(30勝0敗1分28KO)がその引退計画を本当に実行するかは不透明だ。だが、もし撤回すれば、
ラモン・ローチを含め彼と対戦を望む名前が長いリストのように並んでいる。
両者は3月1日、ブルックリンのバークレイズ・センターで物議を醸す引き分けを演じた。当初、デービスはワシントンD.C.エリア出身同士による即時再戦に合意していたが、最終的にはローチ(25勝1敗2分10KO)を置き去りにした形となった。
将来がどう転んでも、フォスターはその中に自分が含まれていることを望んでいる。
「ずっと呼びかけてきたんだ」とフォスターは語る。「最高の試合になると思う」