井上尚弥はリヤド・シーズン初参戦でアラン・ピカソを相手に盤石の判定勝ちを収めた。『The Ring V』興行のメインで海外開催ながら対照的な勝利を挙げた中谷潤人とともに、2026年に向けた対決構想も現実味を帯びてきた。
Ringおよびスーパーバンタム級4団体統一王者の
井上尚弥(32勝0敗、27KO)は立ち上がりから試合を完全に支配し、
アラン・ピカソ(32勝1敗1分、17KO)を相手に総ヒット数で158発上回った。ジャブは161対63、パワーパンチは167対107と60発の差をつけ、ボディブローでも96対66と30発多く当てた。
井上は12ラウンドを通じて1ラウンド平均27発をヒットさせたのに対し、ピカソは1ラウンド平均14発と、その半分にとどまった。36分間の攻防を終え、最終スコアは120-108、119-109、117-111だった。