パウンド・フォー・パウンドのスターである井上尚弥が、今年後半にムロジョン・アフマダリエフを相手にスーパーバンタム級の4団体統一王座を防衛する契約が締結された。
The Ringのパウンド・フォー・パウンドランキング2位の
井上は、The Ring、WBC、WBA、WBO、IBFの122ポンドの王座を保持しており、5月4日(日)には
メキシコのラモン・カルデナスと対戦予定である。
この試合はラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる予定で、井上(29勝0敗、26KO、32歳)がこの試合を無事に乗り越えれば、9月14日に日本・東京で
アフマダリエフとの対戦が行われる見込みだ。
アフマダリエフのプロモーターである
エディ・ハーンはX(旧ツイッター)に「ついに契約成立!ウズベクの力対モンスター。この階級で最高の試合だ」と投稿した。
アフマダリエフ(13勝1敗、10KO)はThe Ringのスーパーバンタム級ランキング2位で、かつての統一王者である。
彼は2020年1月にダニエル・ローマンをスプリット判定で下し、WBAとIBFの王座を獲得したが、その後4試合目でフィリピンのマーロン・タパレスに王座を奪われた。
当時リング誌、WBC、WBO王者であった井上は、2023年12月にタパレスを10ラウンドKOで下し、統一王者となった。
それ以来、ルイス・ネリ、TJ・ドヘニー、キム・イェジュンを立て続けにKOで下している。
一方、アフマダリエフはタパレス戦の敗北後、ケビン・ゴンザレスとリカルド・エスピノザ・フランコをノックアウトし、再起を果たした。
井上は最近『ザ・リング・マガジン』の取材に対し、今週末のカルデナス戦後は、アフマダリエフ、イギリスのニック・ボール、そして同じくパウンド・フォー・パウンドのスターである中谷潤人との対戦を目指していると語った。
「今回の試合で世界のパウンド・フォー・パウンド1位に戻れるかはわからないが、9月、12月、そして来年の試合が予定されていて、ムロジョン・アフマダリエフ、ニック・ボール、中谷潤人と戦って1位に返り咲きたい」と井上は付け加えた。
「カルデナスは素晴らしいファイターだ。オールラウンドで良い選手だが、俺にとっては簡単だ。彼がどう出てきても、俺にアドバンテージがあると思う……この試合に対しては自信しかない。」と締めくくった。