ナジー・ロペスは世界屈指の有望株と目されている。それは本人にとって嬉しい評価ではあるが、彼自身はその見方には必ずしも同意していない。すでに“有望株”から脱し、本物の挑戦者になったという自負があるからだ。
2025年のロペスは、まさに彼が必要としていた年になっている。1月24日にはヒルベルト・カスティーヨ・リベラを第6ラウンドでストップ。数カ月後の5月10日にはフアン・ヘラルド・オスナを第2ラウンドで仕留めた。
次戦はまだ確定していないものの、14勝無敗(11KO)のロペスにとって理想的な展開は、これまでのような無名選手との試合から脱し、トップコンテンダーと拳を交えることだ。そうした相手は何人か存在するが、ロペスの頭にはすでに一人の名前が浮かんでいる。
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デビッド・モレルは素晴らしいファイターだ」とロペスは最近
ザ・リングに語った。「近いうちにぜひ彼とリングで対戦したい」
モレルは需要の高い存在だ。ザ・リング誌のライトヘビー級7位にランクされているモレルは、デビッド・ベナビデスに喫した初黒星から立ち直り、
7月12日にニューヨーク州フラッシングのルイ・アームストロング・スタジアムで開催された「Ring III」にてイマム・ハタエフを下した。
ロペスはモレルのファンというわけではないが、両者の対戦の可能性をつなぎとめるには、モレルが勝利する必要があった。
25歳のロペスは、モレル戦が現実的なものになるまでに、まだ乗り越えるべき課題が残っていることを理解している。
最終的には、それほど長く待つことなく実現させたいと願っている。
モレルはこう語っている。「あれはクレイジーで爆発的な試合になるだろう。絶対に実現させなきゃいけない」