IBFジュニアミドル級王者の
バフラム・マータザリエフは、ついに次の試合が決まり、ジョシュ・ケリーと対戦することになる。
マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、これまでどちらの陣営にも関わっていなかったが、試合を実現させるために介入し、先週の入札(パース・ビッド)を回避した。ハーンはこの試合に強い関心を示しており、2026年中に
ジャロン“ブーツ”エニスとの対戦を見据えて勝者を起用できるようにしたいと考えている。
「(ケリーのトレーナー兼マネージャーの)アダム・ブースがこの試合の実現についてこちらに話を持ちかけてきた。今のところ私はジョシュ・ケリーのプロモートをしていないが、マータザリエフはキャシー・ドゥーバ、ルイス・デクーバス、そしてエギス・クリマスのチームに属していて、私は彼らと良い関係を築いている」と、ハーンは
『ザ・リング』に語った。
「試合を開催する契約に合意した。私はこの試合が好きだ。マータザリエフは非常に優れたファイターであり、私たちはジャロン・エニスと共にこの階級に投資している。イギリス人選手が強豪と世界タイトルを懸けて戦うときは、いつもワクワクする……この試合の契約をまとめるにあたって、いわば“自分たちの馬をレースに出す”ようなものだ。私たちはこの試合に資金を投入しており、その結果を非常に注目している。」
マータザリエフ(23戦23勝17KO)は、昨年10月にティム・チューを3ラウンドで粉砕して以来、試合をしていない。ヴァージル・オルティス・ジュニアや指名挑戦者エリクソン・ルビンといった候補は次々に流れ、最終的に
ジョシュ・ケリー(17勝1敗1分9KO)がその座を射止めた。
オルティス(23戦23勝21KO)とルビン(27勝2敗19KO)は、今週土曜に
Dazanの配信のゴールデンボーイ興行のメインで対戦する。ハーンとエニス(35戦35勝31KO)はテキサス州フォートワースのリングサイドで観戦し、勝者との対戦実現に向けて動きを強める予定だ。二人の本命はオルティスだが、下馬評で不利なルビンも危険な相手であり、勝機を持っている。
「誰もが世界タイトルを手にしたいと思うが、154ポンド級で実現し得る最高の試合は“ブーツ対ヴァージル・オルティス”だ」とハーンは語る。
「ヴァージルと彼のチームが本気でその試合を望んでいることを願っている。私にとって、それがこの階級で最高のカードだ。もしその試合が組めない場合は、もちろんマータザリエフ対ケリーの勝者を狙いにいく。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』の主任ライター。
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