アダム・アジムは、同胞
ダルトン・スミスがWBCジュニアウェルター級王座を獲得する姿を見て、自身の胸に火がついたと語り、国内ライバルの足跡を追う決意を新たにしている。
140ポンド級における英国の二大注目株は以前から関連づけられてきたが、先に世界王者となったのはスミスだった。スミスは土曜夜、ブルックリンで
スブリエル・マティアスをストップし、王座を手にしている。
スミスより5歳年下のアジム(14勝無敗、11KO)は、1月31日に
元世界挑戦者グスタボ・ダニエル・レモス(30勝2敗、20KO)と対戦する。キャリア最大の試練となるこの一戦に勝てば、スミスを猛追する立場を維持できるが、敗れれば、まだ本格化していないライバル関係に早くも影を落とすことになる。
「世界王者レベルに到達する前の、最後の一段階だ」とアジムは語る。「レモス相手にきっちり勝てれば、自分が準備できていることを示せるし、それを証明することになる」
「ダルトンがやり遂げたのを見て、腹の底から闘志が湧いてきた。彼はいま世界王者だ。『本当に世界王者になったんだな』って感じだ。自分も世界王者になり、そのことで知られる存在になりたい。彼はそれを成し遂げ、キャリアに刻み込んだ。それが彼のレガシーだ」
「彼がベルトを獲ったことは自分にとっても朗報だ。試合の価値がさらに大きくなるからだ。もし自分が世界王者になれば、英国で巨大な統一戦が実現する。WBCという確立された世界王座を獲ること自体が大きな意味を持つ。だが、いま自分が狙っているのはIBFだ」
現在
『The Ring』誌のランキングで8位に位置するアジムは、IBFでは5位につけており、レモスは9位にランクされている。IBF王者は
リチャードソン・ヒッチンズで、アジムは月末にロンドンのコッパー・ボックスで勝利を収め、2026年に王座挑戦を実現させたい考えだ。自身がベルトを手にした暁には、スミスとの統一戦が実現し、英国史に残る因縁対決の系譜に連なることになるだろう。
アジムは次のように続けた。
「カール・フランプトン対スコット・クイッグ、アミール・カーン対ケル・ブルック、コナー・ベン対クリス・ユーバンク・ジュニア、さらにはナイジェル・ベン対クリス・ユーバンク・シニア。そうした名勝負に並ぶのが、僕とダルトン・スミスだ」
「もし自分が世界王者で、彼もすでに世界王者なら、試合はさらに大きくなり、懸かるものも増し、すべてが最高の形になる」
マティアスに対する衝撃的な勝利の直後、新王者となったスミスは、王座挑戦を望む者はまず“実績を積まなければならない”と語っていた。
この発言についてアジムはこう受け止めている。
「おそらく自分に向けた言葉だろう。でも、自分はまだ若い。彼は29歳か30歳だが、自分はまだ23歳で、キャリアには十分な時間がある。彼が29、30歳でそれを成し遂げたなら、もっと早い段階で自分がやることだって想像できる。これから先、まだ何年も残されている」