ロサンゼルス ―
マリオ・バリオスと
ライアン・ガルシアは木曜日、2月21日にラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われ、DAZNのPPVで配信される
「The Ring: High Stakes」のプロモーションツアー開始に向け、初めて対面した。
ガルシアは、バリオスのWBC世界ウェルター級王座を奪い、自身10年のキャリアで初の世界王者になることを狙う。
ガルシア(24勝2敗、20KO)は、5月にロランド・ロメロとの階級デビュー戦で敗れていたにもかかわらず、最近制裁団体のランキング入りを果たし、驚きを呼んだ。
タイトル挑戦という重要な機会を記念し、ガルシアは緑と金の衣装をまとった3人の女性をステージに上げ、それぞれがW・B・Cの文字を掲げて歩かせる演出を行った。
「WBCに感謝しないといけない。本当に感謝しきれないほどだ。WBCが大好きなんだ。どれだけ愛しているか分からないくらい」とガルシアは語る。
「ベルトを取りに行かなきゃならない。腹は減っているし、ワクワクしているし、ショーを見せる準備はできている。俺にとってはすべてがショーだ。最高のショーを見せたいし、みんなは素晴らしい試合を見ることになる」。
ガルシアの大げさな振る舞いは続き、現在バリオスを指導している元コーチのジョー・グーセンに向けて、リュックサックから「I’M A TRAITOR(俺は裏切り者だ)」と書かれたシャツを取り出す場面もあった。
一方のバリオス(29勝2敗2分、18KO)は、壇上で動じる様子を見せなかった。
「彼は間違いなくキャラクターが立っていて、インフルエンサー的な個性を持っているが、それでも危険なファイターだ」とバリオスはその後に語る。「俺たちは、みんなが知っている、そして100%の状態で来るであろうライアンに備えている。
彼がどれだけくだらないことをやっていようと、今でもこの競技で最大級の名前の一人であることに変わりはないし、俺はファンにビッグファイトを届けたい。彼は100%準備できていると言っているし、それこそが俺たちの望むところだ」。
ガルシアとバリオスは、ともに近年は安定感を欠く試合内容が続いた中で、この一戦に臨む。
バリオスは、
7月に当時46歳だったマニー・パッキャオ、そして2024年11月にダウンの応酬となったエイベル・ラモスと、いずれも引き分けに終わる2試合を続けて戦ってきた。これらの内容から、バリオスは「ボクシング界で最も倒しやすい王者ではないか」と見る向きも多い。
一方のガルシアは、
ロランド・ロメロにダウンを奪われた末に
ユナニマス・デシジョンで敗れる前、2024年4月に
デビン・ヘイニーから3度のダウンを奪ってマジョリティ・デシジョン勝利を収めていたが、その後、禁止薬物オスタリンの陽性反応が出たことで、この試合はノーコンテストに変更された。
バリオスは、ガルシアの破壊力抜群の左フックへの対策を重点的に積んできたと語る。
「鍵になるのは距離とタイミングだ。そして自分のフィジカルとボクシングスキルを生かすこと」とバリオスは言う。「ジョー・グーセンがいるのはアドバンテージだが、直近の数試合を見れば、彼の悪い癖、得意なこと、苦手なことははっきり分かる」。
記者会見の前後、ガルシアが大勢の取り巻きと行動していた一方で、バリオスは終日、静かに自分のペースを貫いていた。
「俺は長い間この世界でやってきたし、これが本当に好きなんだ」とバリオスは語る。「常にモチベーションを保ってジムに通い、黙々と練習を続けている。昔から饒舌なタイプじゃない。ただ仕事をするだけだ」。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』のリードライター。XおよびInstagramでは@ManoukAkopyanでフォローできる