マリオ・バリオスは、ライアン・ガルシアとの次戦に向けて陣営の重要な変更を行った。

WBCウェルター級王者バリオスは土曜日、2月21日のガルシア戦に向け、ガルシアの元トレーナーであり、国際ボクシング殿堂入りしている名コーチ、ジョー・グーセンを新たなトレーナーに迎えると発表した。バリオスはこれまでボブ・サントスの指導を受けていた。

「自分のキャリアの今の段階を考えると、この選択は自然な流れである」とバリオスは語った。「自分とジョーは以前からお互いよく知っている。彼は自分の初期の試合を多く解説していた。彼の指導スタイルや、コーチ・トレーナーとして何をもたらすのかも理解している。今後数年間で、この競技と階級で自分が達成できる限りのことをしたい。

ジョーとのタッグは、すべてをまとめ上げてくれるはずだ。自分たちは素晴らしい軌道に乗れると思う。きっと大きな成果を一緒に残せるだろう。」

グーセンは、すでに2週間前からバリオスの指導を開始していると明かした。

「非常に順調に噛み合っている」とグーセンは述べた。「今は多くのラウンドをこなしながら、完璧を目指していく作業をしているところである。」

このニュースを聞いたガルシアは、「お前ら全員、料理されるぞ──もう終わりだ」と反応した。

グーセンは2022年から2023年にかけ、ガルシアを3試合指導した。エマヌエル・タゴエ戦とハビエル・フォルトゥナ戦で勝利へ導いたが、ガルシアがガーボンタ・デービスにKO負けした後、両者は袂を分かった。

バリオス（29勝2敗2分、18KO）は、直近では7月にマニー・パッキャオとの多数ドローからの再起を目指している。

ガルシア（24勝2敗、20KO）は前戦が5月で、ロランド・ロメロに判定負けしている。

「今このタイミングでこの試合が成立するのは理にかなっている。ライアンという存在、そして彼がスポーツにもたらす影響力を考えれば、彼の周囲で何が起きていようと関係ない」とバリオスは語った。「彼は依然として爆発力があり、非常に危険な選手である。この試合には興奮を生むあらゆる要素が揃っている。」

Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任記者である。 X （旧Twitter）およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。