IBFは、現王者ルイス・クロッカーの次期指名挑戦者を決めるために、ランキング上位2人のウェルター級コンテンダー、
リアム・パロと
パディ・ドノバンの間で最終決定戦を行うよう指令する。
先月、ドノバンは北アイルランド・ベルファストで行われた空位のIBFウェルター級王座決定戦で、
クロッカーに12ラウンドのスプリット判定で敗れる。
ドノバンのマネージャーであるキース・サリバンが提出した抗議が認められた結果、IBFはドノバンをランキング3位に維持する決定を下す。パロは、直近の勝利を経てランキング2位に位置し、元IBFジュニアウェルター級王者でもある。
パロ(27勝1敗、16KO)は以前マッチルームに所属していたが、現在はノーリミットと協力して活動している。一方、ドノバン(14勝2敗、11KO)はマッチルームのプロモートを受けている。両陣営は10月30日までに合意に達する必要があり、それまでにまとまらなければ入札にかけられる。
「IBFが私たちの訴えを聞き入れ、公正な判断を示してくれたことに心から感謝する」とドノバンは
『ザ・リング』に語る。「誤ったことを正すのは簡単ではないが、彼らはそれをやってくれた。キースは弁護士で、再び説得力ある上訴を提出してくれた。本当に見事な仕事だ。この出来事で自分の闘志はさらに燃え上がった。近いうちに再び世界タイトルを懸けて戦う。そしてその時には、誰にも疑いの余地を残さないつもりだ。」
クロッカーは年内に暫定戦を行う予定であり、その勝者同士が来年激突する見込みだ。
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