IBFウェルター級王者の
ルイス・クロッカーは、ビリー・ネルソンとともにIBF王座を獲得してから数カ月後に決別する決断を下した理由について明かした。
クロッカーは今週、スコットランド・グラスゴーにあるネルソンのジムを離れ、イングランド・サリーへ拠点を移し、フザイファー・“H”・イクバルのもと、アダム・ブースのジムで合流したことを認めている。
この知らせは、多くの関係者にとって驚きだった。ネルソンは9月、クロッカー(22勝0敗、11KO)が
パディ・ドノバンを破る番狂わせの勝利でIBFウェルター級王座を獲得するまで導いた人物だったからだ。
ネルソンはクロッカーの決断に失望を口にしているが、29歳のクロッカーは、2年間にわたる成功を共にした末の判断であり、軽い気持ちで下したものではないと強調している。
「本当に、本当に難しい決断だった」とクロッカーは木曜日、
『ザ・リング・マガジン』のルイス・ハートに語った。
「スコットランドでの生活はとても居心地が良く、親しい友人もたくさんいたし、すべてが整っていた。決して簡単な決断ではなかった。」
「もしかすると居心地が良すぎたのかもしれない。自分をコンフォートゾーンの外に押し出し、ほぼ新たなスタートを切る必要があると感じた。まだ多くの改善点があり、さまざまな面でさらに良くなれると思っている。」
Boxing Sceneのインタビューで、ビリー・ネルソンは、クロッカーが自分のもとで成長の限界に達したかのような示唆をしたことに侮辱を感じたと明かした。さらに、クロッカーの決断は誤りだとし、フザイファー・イクバルはコーチとして自分が成し遂げてきたことの「ほんの一部」すら成していないと指摘した。
しかし、クロッカーは2024年のコナー・ウォーカー戦や、3月のパディ・ドノバンとの初戦後に周囲から離脱を勧められていたにもかかわらず、これまでネルソンへの忠誠心を示してきたと語っている。
ネルソンの発言について、クロッカーは次のように付け加えた。
「彼がいろいろ言っていて、俺が何か言ったとも言っているのは見ている。でも俺は一度も何も言っていない。人々がX(旧Twitter)で勝手なことを言って、彼がそれに反応しているだけだ。正直、かなり馬鹿げていると思う。」
「ビリーのことは大好きだし、素晴らしい人間だ。彼は俺のために多くのことをしてくれた。でも俺はファイターで、もっと良くなる必要があると思うなら……最初のウォーカー戦の時を覚えているが、目に入ったのはビリーから離れろという声ばかりだった。最初のドノバン戦の後も、ビリーと続けろというコメントは一つも見なかった。それでも、あの後も俺はビリーと一緒にやり続けた。」
「大きな決断だったが、その時は彼と続ける道を選んだ。ファイターとして、もっと良くなれると感じるなら……これからは世界レベルの相手としか戦わない。その舞台に立つ以上、100%の自分でないと分かっていながら戦いに臨むつもりはない。」
「ビリーに対して失礼なつもりは一切ない。ビリーのことは大好きだし、彼について悪く言ったことは一度もない。彼がどこからそんな話を拾ってきているのか分からないし、X(旧Twitter)のコメントを読むのはやめたほうがいいと思う。」
「彼は本当にいい人で、数年前にスコットランドで俺を受け入れてくれた。その別れは、とても難しい決断だった。スコットランドにいれば居心地良く過ごすこともできたが、ここでは新たなスタートを切った。新しいジム、新しい家、すべてが違う。大きな決断だったが、世界王者として、チームとともに自分がもっと良くなれると感じるなら、その機会をつかまなければならない。」
「世界王者として新年を迎え、新しい年、新しいコーチ、新たなスタートだ。これから大きな計画が控えているし、自分がどれほど優れたファイターになれるのか、そしてなるのかを世界に示せると分かっている。次の一年に向けて大きな自信を持っている。」
すでにブースのもとで練習した経験があり、イクバルのことを以前から知っていたクロッカーは「Hのことは人として前から知っていたし、彼は何でもしてくれる。本当に紳士だ。非常に優れたコーチで、とても戦術的だし、ものすごく厳しく追い込んでくる。だから、これから先が楽しみだ。」と言い加えた。
「Hと一緒にやり始めただけでも、取り組むべき多くの点が見えてきたし、実感している。」
「次の試合まではまだ時間があるが、とてもワクワクしているし、すでに厳しく追い込まれている。」