ヨーロピアンクルーザー級王座を保持する無敗の
レオナルド・モスケアは、10月4日に予定されていたベテランの
マテウシュ・マステルナクとの防衛戦を、特定されていない腕の負傷により辞退し、王座を返上することとなった。
マステルナクは、ポーランドのザコパネで行われる試合で、空位となった王座をかけて未定の新たな対戦相手と戦うことになった。
『The Ring』誌ランキングで8位に位置するモスケアは、昨年12月にチーヴォン・クラークを判定2-1(SD 12)で破り、空位の王座を獲得したことで注目を浴びた。
「この結果は非常に残念であるが、まずはボクサーの健康が最優先である」とモスケアのマネージャーであるアレックス・コミュリアンはリング誌に語った。「理学療法士によると、腕の可動域を完全に回復するためのリハビリには10〜12週間ほどかかる見込みである。
我々の最優先事項は、彼が完全に回復してからリングに戻ることである。レオがより強くなり、より大きなチャンスに備えられるようにするのが目標である」
モスケア(17勝0敗、10KO)はドミニカ共和国出身であるが、フランスに在住し、2019年に同国でプロデビューを果たした。31歳の彼は、2023年3月にブリス・クラヴィエを初回ノックアウトで下し、空位のフランス王座を獲得。その後、昨年からヨーロッパの舞台へと活動の場を広げた。
過去14か月間で、彼はディラン・ブレジョンに判定勝(UD 12)を収め、クラークを破り、さらにアルゼンチンのイバン・ガブリエル・ガルシアを第9ラウンドでストップするなどの成果を残している。
質問やコメントはAnson(elraincoat@live.co.uk)まで。また、Twitter(@AnsonWainwr1ght)でもフォロー可能である。