レイナ・テレスのボクシング人生は、まもなく一つの円環を描く。
テレスが競技を始めたのは2011年で、その同じ年、
アマンダ・セラノはキンバリー・コナー=ハンビーを2回KOで下し、初の世界王座を獲得する。時を経て、無敗のプロスペクトであるテレスは、セラノが母国プエルトリコへ凱旋する一戦で、7階級制覇王者と向かい合う。
テキサス州サンアントニオ出身の22歳テレスは、
土曜日、プエルトリコ・サンフアンのコリセオ・ロベルト・クレメンテで、
DAZN配信のもと、セラノの保持するWBA、WBO、ザ・リング誌フェザー級王座に挑戦し、キャリア最大のステップアップに臨む。タイトル戦は3分10回戦で行われる。
「この舞台に立てるだけでも本当に感謝しているが、子どもの頃に見て育った選手と戦うなんて、信じられない気持ちだ」と、テレスは火曜日の最終記者会見で語る。「考えるだけでクレイジーだし、現実だと完全には受け止めきれない。こんな立場に立てるとは思っていなかったし、それがまさか今年だとは思っていなかった」。
セラノ(47勝4敗1分、31KO)は当初、エリカ・クルスと対戦予定であったが、VADA(任意反ドーピング機関)の検査で非典型的な所見が確認されたため、12月18日にテレスへ対戦相手が変更される。テレスにとって、代役としてセラノ戦を受けるかどうかに、迷いはほとんどなかった。
「考えたのは1日くらいだった」とテレスは語る。「これは一生に一度のチャンスで、次にいつ巡ってくるかは分からない。失うものは何もなく、得るものしかない。ハイリスク・ハイリターンの状況だが、それに感謝している」。
37歳のセラノは、試合まで3週間余りという短期間でオファーを受けたテレスに感謝の言葉を送る。
「本当に心の底から感謝している。この試合を引き受けてくれたこと自体が、あなたが真の戦士である証だ」とセラノは語る。「負けることを恐れず挑む者こそ、より大きな尊敬を得る。あなたと同じリングを分かち合えることを楽しみにしている。世界に自分の名を刻みたいという思いで、全力で来ることは分かっている」。
テレス(13勝0敗1分、5KO)は9月19日にメイエラ・ペレス(20勝31敗4分、10KO)と対戦し、3者のスコアカードすべてで全ラウンドを制してユナニマス・デシジョン勝利を収める。今回が自身初の10回戦であり、3分ラウンドで戦うのも初めてとなる。
厳しい挑戦であることは承知の上だが、テレスは「もしも」を考え続けるより、最後までやり切る方が心は穏やかだと考える。両者の間には相互の敬意と称賛があるものの、ひとたびリングに上がれば、それを脇に置くことに何の問題もないとテレスは言う。
「彼女も私と同じように血を流す。誰だってそうだ」とテレスは語る。「最大限の敬意は払うが、同時にこれは試合だ。それが邪魔になることはない」