フロリダ州オーランド ― ボクスラボ・プロモーションズがカリブ・ロイヤルで開催するカードに、注目の有望株3人と元タイトル挑戦者がリングに上がる。
メインイベントでは、無敗で華麗なアマ戦績を誇る
キューバ出身のケビン・ブラウンが、WBAジュニアウェルター級セカンダリー王座をかけてフアン・メサ・アングロと10回戦を行う。カマグエイ出身のブラウン(7勝0敗3KO)は、アマチュア時代に301勝19敗の記録を残す。現在はWBAジュニアウェルター級で世界10位にランクされ、4月にはエステウリ・スエロに判定勝利を収めている。
アングロ(9勝2敗6KO)は、わずか20日前にホセ・ロドルフォ・レンドン・ヌニェスを初回KOで下している。
ブラウンは当初、ラモン・バラッサ・セレドン(22勝1敗16KO)と対戦予定だったが、セレドンが試合を欠場することになった。
2度のヘビー級世界挑戦経験を持つルイス・オルティスが、2024年1月以来の復帰戦に臨み、フィリップ・ペンソン(8勝4敗3分2KO)と8回戦で激突する。オルティス(34勝3敗29KO)は過去にデオンテイ・ワイルダーとWBC世界ヘビー級王座を2度争い、どちらの試合も試合を支配しながら最終的にKO負けを喫した。
また、台頭中の19歳カイポ・ガジェゴスも出場する。WBAランキング15位のガジェゴス(9勝0敗1分7KO)は、アルベルト・メルカード(17勝8敗1分4KO)と6回戦ライト級マッチで対戦する。さらに、元アマチュア4度の全米王者ロベルト・ゴメスも登場し、シャローン・カーター(14勝13敗1分3KO)と6回戦フェザー級で拳を交える。
このイベントは BXNG TV で配信される。以下、カリブ・ロイヤルからのライブ結果を届ける。
ミゲル・ブレネス・ディアスがキーガン・ヤングをストップする
両者は立ち上がりから激しく打ち合ったが、ディアス(2勝0敗2KO)が強烈な左フックをヒットさせると流れが一変し、ヤング(1勝2敗1KO)の足元が揺らぐ。続けてディアスがコーナーで連打を浴びせると、レフェリーが残り1分8秒の時点で試合をストップした。
レイナ・テレスがマイェラ・ペレスを打ちのめす
試合は終始ワンサイドの展開となり、テレスが8回戦を通して強打を浴びせ、ペレス(20勝30敗4分10KO)に判定勝ちする。3人のジャッジ全員が80-72をつけ、テレスは戦績を13勝0敗1分(5KO)に伸ばした。
ペドロ・ベイティアがノア・キッドを3回でストップする
ベイティアが圧倒的なパフォーマンスを披露し、キッド(10勝16敗3分5KO)を4度倒して、3回残り56秒の時点で試合をストップさせた。サンクティ・スピリトゥス(キューバ)出身のベイティアは、戦績を6勝0敗すべてKOに伸ばした。
エドワード・グリフィッツがデオンタ・ウィリアムソンを一蹴する
グリフィッツ(4勝1敗2KO)はボディに左フックと右フックを打ち込み、さらに顔面へ左フックを叩き込んでウィリアムソン(2勝4敗2KO)をダウンさせた。ウィリアムソンはふらつきながら立ち上がったが、レフェリーが残り1分15秒の時点で試合をストップ。グリフィッツはこれで3連勝、キャリア2度目の初回KO勝利を飾った。