オーランド — 軽量級で注目を集める有望株2人が、金曜日にカリブ・ロイヤルで行われるボックスラボ・プロモーションズの興行「ケビン・ブラウン対フアン・メサ・アングロ戦」のアンダーカードに登場する。
カイポ・ガジェゴス(9勝0敗1分、7KO)はアルベルト・メルカードとライト級8回戦で対戦する。フェザー級のロベルト・ゴメス(7勝0敗、3KO)はシャローン・カーターと6回戦を予定している。
ガジェゴスとメルカード(17勝8敗1分、4KO)との一戦は、19歳のガジェゴスにとってキャリアの次のステップとなる重要な試合だ。ラスベガス出身のサウスポーである彼は、アマチュア時代に全米王者18回を誇り、WBAのスーパーフェザー級ランキングで15位につけている。
メルカード(17勝8敗1分、4KO)は、スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ・ジュニアやオーシャキー・フォスター、そしてWBAライト級1位のフロイド・スコフィールド・ジュニアらと対戦経験を持つ。37歳のメルカードはいずれも判定で敗れている。
ガジェゴスは直近の試合で、5月9日に無敗だったペドロ・カスタネダ・カストロを6ラウンドTKOで下し、圧勝を収めている。
「キャンプごとに全力で取り組んでいる」と、ガジェゴスは急成長の秘訣を『The Ring』に語った。「父がコーナーにいて、毎日自分を限界まで追い込んでくれる。毎日ハードなトレーニングをし、規律を守り、集中して戦う。毎試合で自分の技術と才能を見せつけている。自分が何者かをみんなに示す準備はできている」
ガジェゴスの初期の成功には、彼が共にスパーリングしてきたパートナーたちの存在もある。2階級制覇王者デビン・ヘイニー(32勝無敗、15KO)、元WBOライト級王者キーショーン・デイビス(13勝無敗、9KO)、そしてWBCライト級王者シャクール・スティーブンソン(24勝無敗、11KO)らとリングを共有してきた。
「そうした才能ある選手たちとリングを分かち合うことで、彼らのやることを学び、自分の試合に生かすことができる」とガジェゴスは語った。「彼らから学んだ小さなことを自分の試合に取り入れると、それが大きな力になる。彼らがやっていることを真似し、スパーリングで一緒になるたびに少しずつアドバイスをもらい、自分のスタイルに加えていく」
ガジェゴス同様、ゴメスも豊富なアマチュア経験を経てプロ入りした。戦績は127勝27敗で、全米王者4度の実績を持つ。フロリダ州デイドシティ出身の23歳で、アマチュア時代には現在のWBOスーパーウェルター級王者ザンダー・ザヤスともリングを分かち合った経験がある。
ゴメスは直近の試合で、7月18日にウィルナー・ソトを判定3-0で下している。しかし今回は、カーター(14勝13敗1分、3KO)戦でさらに自分の実力を披露したいと意気込んでいる。
「自分には素晴らしいジャブがあるのに、前回はそれを十分に使えていなかった」とゴメスは『ザ・リング・マガジン』に語った。「だから今はジャブをもっと練習している。自分には美しいフットワークもあるし、もっと足を使い、頭の動きも増やすべきだった。それがあの試合から学んだことで、練習に取り入れたんだ。
“練習でやったことをスパーリングでやる。スパーリングでやったことを試合でやる。それが自分のモットーだ。9月19日に自分が取り組んできた成果を見せるつもりだ”」
メインでは、ケビン・ブラウン(7勝無敗、3KO)が2番目のWBAスーパーライト級王座をかけて、アングロ(9勝2敗、6KO)と対戦する。
また同興行には、元ヘビー級世界挑戦者で2度世界タイトルに挑んだルイス・オルティス(34勝3敗、29KO)が登場する。昨年1月以来となる試合で、フィリップ・ペンソン(8勝4敗3分、2KO)と8回戦を戦う予定である。
オルティスは前戦でフランシスコ・コルデロを初回でKOしている。その前は2022年9月、元王者アンディ・ルイスに判定で敗れていた。