同じ日、
ジャロン・エニスが154ポンド級デビュー戦でウイスマ・リマを初回ノックアウトで難なく下した一方で、ウェルター級時代にエニスと24ラウンドを戦った元ライバルも、自身の試合でTKO勝利を挙げてリングに戻った。
カレン・チュカジアンは、土曜にラトビアのアリーナ・リガで行われた試合でジョエル・マルコス・マファウアドを2回TKOで下した。チュカジアン(26勝3敗、13KO)は、2回に放った2発の左フックとアッパーカットでマファウアド(13勝2敗、5KO)を倒し、そのまま試合を終わらせた。
ウクライナで生まれ育った29歳のアルメニア系ボクサー、チュカジアンは、昨年11月にIBF指名挑戦者として
ジャロン・エニスに善戦の末、ユナニマス・デシジョンで敗れて以来、これで2連勝を飾った。
チュカジアンは、“ブーツ”ことジャロン・エニスとの再戦で、初戦のフルマークによる判定負けのときよりも善戦を見せた。なお、老練なチュカジアンに判定勝ちした以外では、エニスは2017年以来、対戦した相手23人すべてをストップしている。
元タイトル挑戦者のチュカジアンは依然として主要団体から高い評価を受けており、現在WBOで4位、IBFで6位にランクされている。
また、WBCでもトップ15に入っていたが、先月ランク外となった。なお、Ringの147ポンド級ランキングでもトップ10には名を連ねていない。
Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan