ジョー・ルイスの「バム・オブ・ザ・マンス・クラブ」ではないものの、ヘビー級の有望株
ジョシュア・エドワーズは、2024年アメリカ代表オリンピアンとして、3か月間に3度目のプロ戦となる試合で、土曜にカリフォルニア州アナハイムでドミニック・ハーディーと対戦する。
「ザ・ロケット」エドワーズ(2勝0敗2KO)は1月にゴールデンボーイと契約し、4月にプロデビューを果たすと、2ラウンドTKO勝ちを収め、続く5月には1ラウンドKO勝利を挙げた。
そして今度は、
ジェイク・ポール対フリオ・セサール・チャベス・ジュニアがメインを務める大会で、再び短期間での試合出場と実力披露のチャンスを得ることになる。
「プロの世界は、夢に描いていたすべてだった」とエドワーズは語った。「アマチュアはただタッチするだけの鬼ごっこのようだったけど、プロでは自分のスキルを発揮し、相手を追い詰めて自分のやるべきことができていると感じている。」
テキサス州ヒューストン出身で25歳のエドワーズは、名トレーナーのロニー・シールズに師事しているが、ボクシング界の華やかな階級で急いで名を上げようとはしていない。彼は経験を積む過程を受け入れ、「絶対に見逃せない有望株」から「真の挑戦者」へと進化しつつある。
「優れたヘビー級選手は多くいるが、大半は基礎や基本をしっかり築くことなく急がされている」とエドワーズは語った。「アメリカのヘビー級が不足している現状は十分に認識している。誰もが基本をおろそかにしてノックアウトアーティストになろうと急ぐが、完全なファイターになることが重要だ。自分はエヴァンダー・ホリフィールドのように、まずは完全なファイターとしての土台を築き、その後でパワーを磨いていくタイプだと感じている。」
イギリスがヘビー級の新星モーゼス・イタウマを2024年のザ・リング期待の新人として擁し、世界王者の座を確実視しているのと同様に、プロモーターのオスカー・デ・ラ・ホーヤはエドワーズがアメリカにとって同じ存在になり得ると信じている。
「彼は近い将来、要注意の存在になるだろう」とデ・ラ・ホーヤはエドワーズの直近の勝利後に語った。「彼こそがアメリカのヘビー級ボクシングの未来だ。人々は『何を言っているんだ』と思うかもしれないが、私の実績を改めて説明する必要はないだろう。彼のスキルの高さ、滑らかなパンチ、フットワーク、そしてパワーには期待している。トレーナー陣が彼の筋肉量を増やしているのも良いことで、現在は約220〜230ポンドだが、240〜245ポンドまで増やしたいと思っている。」
エドワーズは保育園の頃からボクシングを始め、6歳で正式に競技を始めた。しかし、彼は海外で活躍する20歳のプロ2年半の
イタウマ(12勝0敗10KO)が切り開く道を追うために、まだ吸収すべきことが多いと語っている。
ただし、エドワーズの「バム・オブ・ザ・マンス・クラブ」行脚に、
イタウマの8月16日の次戦相手ディリアン・ホワイトのような選手が登場するのは、すぐには期待しないほうがいいだろう。
「急いで頂点を目指しているわけではない」とエドワーズは語った。「一試合ごとに何かを学び、できるだけ多くのプロ経験を積みたい。自分のスタイルは、打って打たれないこと。スピードがあり、速い。これからも成長し続ける自分を見ていてほしい。」
Manouk Akopyan は「ザ・リング・マガジン」の主任ライター。
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