ピアース・オリアリー(王者)と
ジョン・フェルナンデス(指名挑戦者)による欧州ジュニアウェルター級タイトル戦のパースビッド(入札)が本日行われた。両陣営の交渉がまとまらなかったため、正式な入札に突入した。
フェルナンデス側のプロモーターであるPCIプロモシオネスが158,888ユーロ(約2,580万円)の入札で興行権を獲得し、フランク・ウォーレンのクイーンズベリー・プロモーションズの101,000ユーロの入札を上回った。
入札時点では試合日程は未定だが、PCIプロモシオネスはフェルナンデスの地元ビルバオで試合を開催すると発表している。
これにより、フェルナンデスにとって長らく待ち望んでいた欧州タイトル挑戦の機会がついに実現することとなった。フェルナンデスは当初、2024年9月28日に
ダルトン・スミスとの王座決定戦が予定されていたが、スミスの負傷により12月に延期。結局スミスは別の相手と対戦し、王座を返上していた。
フェルナンデスはそれほど長く待ちたくなかったため、最終的にスミスは2024年1月にイングランドのノッティンガムでワリド・ウイッザと対戦し、初回でストップ勝ちを収めた。スミスはその後すぐに王座を返上し、11月22日にリヤドで行われる試合で新
WBC世界140ポンド王者スブリエル・マティアスとの対戦が予定されている。フェルナンデス(27勝3敗、22KO)はプロキャリア10年を誇るスペイン人ファイター。キャリア初期は130ポンド級で戦い、最初の17戦に連勝。アメリカで、後にWBC世界スーパーフェザー級王者となるオーシャキー・フォスターに判定(12回)で敗れ、初黒星を喫した。
その後、母国スペインで5連勝を挙げたのち再びアメリカに渡り、ライト級でミシェル・リベラに8回KO負け。再び勝利を取り戻したが、スペイン・ジュニアウェルター級王座決定戦ではサミュエル・モリーナに判定負け(12回)。なお、モリーナはその後ヨーロッパ・ウェルター級王者となっている。
現在ジョンフェル(フェルナンデス)は4連勝中で、その中には、かつてWBAスーパーフェザー級王者だったジェズレル・コラレスへの判定勝ち(10回)や、前戦でのリカルド・ヌニェスへの反則勝ち(3回)も含まれている。
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