南部地区ミドル級王者
ジミー・セインズは、10月17日にヨークホールで行われるキーラン・コンウェイ対ジョージ・リダード興行の一環として、最終的なイングランド王座挑戦者決定戦で
トロイ・コールマンと対戦する。
イングランド王者
ライナス・ウドフィア(21勝2敗、10KO)は、9月13日に同会場で行われる試合で、2度目の王座在位初防衛戦としてPA・ゴードン(9戦全勝、1KO)と対戦する。
セインズ(10戦10勝9KO)は、今年5月に行われたジョニー・フィッシャー対デイブ・アレン2の前座で、ケントの伏兵ギデオン・オニェナニ(7勝5敗1分)と対戦し、連続KO記録が9で止まり、
初めて10ラウンドを戦い抜いた。18か月前にビラル・ファワズの南部地区王座に挑戦していたオニェナニは、エセックス出身のサウスポーである24歳のセインズよりも豊富なプロ経験を持ち、その経験を生かしてセインズの攻撃を効果的に封じた。
それでも試合は大差の判定負けで、マイケル・アレクサンダーは全ラウンド(100-90)をセインズに、マーカス・マクドネルは1ラウンドを分けて(100-91)、リー・エヴリーは2ラウンドをオニェナニに与え(98-92)、いずれもセインズの完勝を支持した。
その3週間後、彼はイプスウィッチで短期間の準備ながらコモンウェルス王者
サム・ギリーを相手に8回戦でスプリットドローに持ち込み、ギリーを苛立たせた。
そして今回、セインズは十分な準備期間を経て、再び経験豊富な相手コールマンと対戦する。
スタッフォードシャー出身のコールマン(14勝3敗1分、6KO)は、2024年9月に12戦全勝のトム・カウリングを僅差の判定で破り、ミッドランズ地区王座を獲得。
続く4月20日にはブラッドリー・ゴールドスミスを7回TKOで下し、初防衛に成功した。ウォルソールの小規模会場で4回戦を数多くこなす下積みからスタートしたコールマンは、意外な成功をつかみ、大規模興行への連続出場を果たした。ボクサー社はバーミンガムのbpパルスLIVEアリーナでゴールドスミス戦を開催し、今回は首都ロンドンに向かい、名門ヨークホールで行われるマッチルームのパンデミック後初イベントに臨む。
エディ・ハーンが同会場で最後に興行を行ったのは、リチャード・リアクポール対ジャック・マッシーの英国クルーザー級王座戦で、その前座にはコンウェイも出場していた。それから6年弱、階級を一つ上げて、ノーサンプトン出身のコンウェイにとって因縁が巡ってきた形だ。
セインズとジムメイトの
ジョージ・リダードは、ヘッドコーチのトニー・シムズの下、ほぼ常に同じ興行に出場してきたが、2か月後も同様となる。
一方、
シャノン・ライアン(9勝1敗、1KO)と元欧州フライ級王者
クロエ・ワトソン(8勝1敗)は、階級やラウンド数は未発表ながら、興味深い一戦に向けてそれぞれ証明すべきものを抱えて臨む。
また、20歳のミドル級有望株
エマニュエル・ブティジェは、4月と5月に行われた6回戦での連続TKO勝ちに続き、精力的にリングに上がる。