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ジャーマル・チャーロ、カネロ・アルバレス戦におけるテレンス・クロフォードの可能性に好感
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Manouk Akopyan
Manouk Akopyan
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ジャーマル・チャーロ、カネロ・アルバレス戦におけるテレンス・クロフォードの可能性に好感
元スーパーウェルター級およびミドル級王者のジャーマル・チャーロは、154ポンド級のボクサーが4団体統一スーパーミドル級王者カネロ・アルバレスに挑むとはどういうことかを、双子の兄弟ジャーメルが2023年9月30日にそのメキシコのスターと対戦することで、間近で体験することとなった。

当時、ジャーメルはスーパーウェルター級の4団体統一王者であり、本来はジャーマルが出るはずだったが、試合出場が不可能だったため代役として出場した。試合はアルバレスがジャーメルをダウンさせ、全会一致の判定勝ちを収めた。3人のジャッジのうち2人が2ラウンド、1人が1ラウンドのみをジャーメルに与える圧勝だった。

そして今回、アルバレスは再び154ポンド級のボクサーと対戦する。相手はPFP(パウンド・フォー・パウンド)最強とも称される4階級制覇王者テレンス・クロフォードであり、9月13日にラスベガスで行われるNetflix配信のスーパーファイトで168ポンド級に階級を上げて挑む。

「この試合、クロフォードに分があると思っている。彼は大きいまま維持してる」とジャーマル・チャーロは『ザ・リング・マガジン』および他メディアに語った。「カネロと戦ったのは俺じゃなくて兄貴だ。あれは兄貴の判断ミスだったと本人も言っている。体重を上げれば、デカくなれば勝てると考えたんだが、それでスピードも反応も鈍くなった。あの試合の彼は、トニー・ハリソン戦で見せたような“ジャーメル・チャーロ”じゃなかった。クロフォードだって、カネロのパンチを耐えるために体を大きくしたいだろうが、技術的にはそういうタイプじゃない。クロフォードは168ポンドの選手じゃないし、今回は階級を上げての挑戦になる。モチベーションはどこにある? 金はいいだろうが、ガンボアをKOしてた頃のクロフォードとは別物になるはずだ。俺はそこまでの期待はしてないし、本来は無理に階級を上げるべきじゃないと思ってる。でもチャンスがあったから受けた、それだけの話だ」




ジャーマルは、兄ジャーメルが同じ道を選んだことは理解しているものの、その判断には同意していない。

「正直、なぜそうしたのか理解できなかった」とジャーマルは語る。「俺はあの試合に乗り気じゃなかった。あれは本当に観るのがつらかった。人生でも一番つらい瞬間の一つだったよ。兄貴はパンチも当てていたし、やれることはやった。でも、動くこともパンチを出すことも、自分のパワーや機動力を活かすこともできなかった」

ジャーマル自身は、先月約4年ぶりとなる2試合目の復帰戦を果たし、スーパーミドル級でトーマス・ラマナをあっさりとストップした。

現在、ジャーマルはWBAスーパーミドル級ランキングで2位につけており、かつて目の前にぶら下がっていたアルバレス戦の実現を狙っている。

「カネロ戦? 別に気にしてない。実現するならそれでいいし、しなくてもいい」とラマナ戦後に語った。「168ポンドで俺は、自分自身、そして家族、子どもたちのために世界王者になりたい。それが遺産になる。それ以外は自然の流れに任せるだけさ。とにかく偉大な存在になりたいし、『史上最高のひとり』として歴史に名を刻みたい」




Manouk Akopyanは『ザ・リング・マガジン』の主任ライターである。X (旧Twitter)およびInstagramでは@ManoukAkopyanで連絡可能。

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