ボクシングファンにとって重要なのは「最近何を見せてくれたか」だ。ここ数年、表舞台から姿を消していたジャーマル・チャーロは、多くのファンが自分の存在を忘れかけている理由を理解している。

かつてチャーロ（33勝0敗、22KO）は最もアクティブな王者の一人だった。まさに絶頂期にいたその時、人生が彼を突き落とした。

2021年前後、ヒューストン出身のチャーロは私生活の問題によって戦線離脱を余儀なくされた。2023年には一時的にリングに戻ったものの、そのことで改めて私生活の問題と真正面から向き合うことになった。

チャーロは称賛すべきことに、グローブを置いて助けを求める道を選んだ。そして彼によれば、支えてくれたのは顔なじみの愛ある人たちだった。今や闇を抜け出したチャーロは、新たに挑む階級――統一王者カネロ・アルバレスが君臨するその舞台で、自らの存在を再び証明しようとしている。

5月31日（土）、チャーロはスーパーミドル級デビュー戦として、実力派コンテンダーのトーマス・ラマナ（39勝5敗1分、18KO）と対戦する。困難なトレーニングキャンプを終盤に迎えたチャーロは、目前に広がる階級の情勢に目を向けている。

今では景色が変わって見える。チャーロはもはや、肩に力を入れ、何かを証明しようとしていた血気盛んな若き王者ではない。35歳となった今、頭にはわずかに白髪が混じり、ワークアウト後には以前よりも長く体の痛みが残るようになった。

多くの人は、チャーロが意欲的なラマナを問題なく退けると予想している。とはいえ、長期のブランクを経た今、彼がどれほどの実力を見せられるのかは依然として不透明だ。

その答えを言葉にするのは、年齢を重ねたチャーロにとって簡単ではない。というのも、彼はもう語ることに疲れているからだ。長いブランクの間に、誰も自分の声に耳を傾けなくなったことを彼は知っている。今できるのは、再びスポットライトの下に立ち、自分がいまだ世界最高クラスの一人であることを証明することだけだ。

「これからは常に偉大さを期待してほしい」とチャーロはFightHub TVに語った。「自分自身が目指す最高のジャーマル・チャーロになってみせるよ」