Ringクルーザー級王者
ジェイ・オペタイアが、
クリス・ビラム=スミスとの冬の対戦を実現させるために、指名挑戦者へステップアサイド料を支払う用意があると、オーストラリアの報道が伝えている。
オペタイアは、来年初めにWBA・WBO王者ヒルベルト「スルド」ラミレスとの統一戦を狙う前に、IBF指名挑戦者フセイン・ジンカラ(23勝0敗, 19KO)と対戦することが確実視されていた。
一方、
『ザ・リング・マガジン』が報じたところによれば、WBOは現在肩の手術から回復中のラミレスに代わり、同団体1位のビラム=スミスと2位のローマン・フレスに暫定王座決定戦を命じている。
しかし、現在フォックススポーツ・オーストラリアは、オペタイアとビラム=スミスが互いに対戦する可能性があると報じている。その取り決めには、ジンカラに対して6桁のステップアサイド料が支払われることも含まれるとされている。
オペタイア対ジンカラの入札は本日[9月2日]にニュージャージーで予定されており、王者サイドが落札すると見られている。その場合、土壇場でステップアサイドの合意が成立しない限り、試合はオーストラリアで開催される可能性が高い。
このニュースは、同じ媒体がオペタイアのヘビー級デビュー戦として
デレク・チゾラとの対戦が間近に迫っていると報じてから、わずか1週間後に出てきたものだ。シドニー生まれの30歳はその後、現在はクルーザー級で統一王者になることだけに集中していると強調している。
しかし、現在オペタイアのマネージャーであるミック・フランシスが、オペタイア対ビラム=スミス戦に向けた交渉がすでに始まっていることを認めた。
「12月のクリス・ビラム=スミス戦について話し合いを持った」フランシスはフォックススポーツ・オーストラリアに語った。
「現在、スルドを待っている間も、ジェイはこの階級で可能な限りビッグファイトを望んでいる。我々はクルーザー級において、ジェイ・オペタイアがまず第一で、その次は大きな差があると分かっている」
フランシスやタスマン・ファイツと共にオペタイアを共同プロモートするエディ・ハーンは『ザ・リング・マガジン』に対し、このサウスポーはキャリアが空しく過ぎ去ってしまう危険にさらされていると語った。
ハーンはこう述べた。
「ジェイがこの階級を統一しないままヘビー級に上がってしまうのは大きな損失だと思う。そして、どこかの時点で何かをしなければならない。何かを起こす必要があるんだ」
「彼はデビッド・ニカ戦をやり、その後クラウディオ・スクエオ、そして指名挑戦者のジンカラが控えている。それは理解しているし分かっている。でも気づけばキャリアは過ぎ去ってしまう。今こそ彼はまさに全盛期にあるんだ」
「スルドの負傷に関してはどうしようもないから、彼は運が悪かった。おそらくスルドは怪我から復帰したら『ジェイと戦う前に別の試合が必要だ』と言うだろう。そうなるとまた待たされることになる」
「とにかくスルド戦が必要なんだ。それに勝ってWBCを取ってからヘビー級に上がる。オペタイア対スルドはボクシング界全体でも最高の試合の一つになる」