イングランド・アルトリンチャム発――近頃では、僅差の判定が下るたびに陰謀や不正の叫びがつきものだ。

だが土曜夜に行われたジャック・ラファティ対マーク・チェンバレンの激しいジュニアウェルター級戦は、そうした反応を引き起こすことはなかった。

12ラウンドにわたる壮絶な打ち合いの末、ラファティの執拗なプレッシャーファイトが勝利を呼び込むのか、それともチェンバレンの正確で強烈なパンチが劇的な勝利をもたらすのか、誰にも確信は持てなかった。リングサイドのジャッジもまた決着をつけることができず、試合はマジョリティ・ドローと宣告された。

ラファティ（26勝0敗1分、17KO）がアルトリンチャムのプラネット・アイスの控室に戻った時、そこには落胆の空気が漂っていた。英国タイトルとコモンウェルス王座を守り、自身の評価をさらに高めたとはいえ、29歳のオールドハム出身のラファティとそのチームは、勝者として手を挙げられるだけの内容を示したと信じていた。

「ああ、100％、1～2ラウンド差で勝ったと思っていた」とラファティは試合後のインタビューで語った。「負けたと思った瞬間は一瞬たりともなかった」

「コーナーに戻って『勝ったか負けたか』なんて聞きもしなかった。すぐに自分が勝ったと思っていた。俺は試合を採点するためにリングにいるんじゃない。戦うためにいるんだ。そして勝ったと思った」

「みんなが興奮してる。ファンにとって楽しめる試合だった。ある意味で自分の間違いを正したい。まだチャンピオンではあるが、自分の望んだ形じゃなかった。きちんと再戦が実現することを願っている」

タイトル戦線に上がって以来、ラファティは6人連続で相手を崩してストップしてきたが、その誰もがチェンバレンほどの脅威を持ってはいなかった。

初めて大規模興行のメインを任されたラファティは、下馬評では有利と見られていたが、自身にとってもレベルを上げる一戦だった。おなじみのアグレッシブなスタイルで前に出続けたが、チェンバレンが放つ全てをも受け止めた。

「いいか、あいつはパンチ力がある。間違いない。正直に言うと、俺はあいつを深い海に引きずり込んだが、あいつはそこから飛び出した」と彼は語った。

「何ラウンドかでは逃げ道を探しているように見えた。レフェリーを見たり、まばたきしたりしてな。まあ、そういうもんだろ」

「自分の評価が下がるんじゃなく上がったことを願っているし、みんなが満足してくれていればいい。もう一度この試合をやりたい」

その通路を15ヤードほど行った先では、チェンバレン（17勝0敗1分、12KO）が静かに座り込み、ソーシャルメディアをスクロールしていた。

チェンバレンは「ザ・リング・マガジン」に「今まさにコメントを読んでいるところだ。多くの人が俺が勝ったと言っていると思う」と語った。

「ホテルに戻ったら試合を見返したいが、コメントを読む限り、俺が勝つに値したのかもしれない」

チェンバレンのパワーと正確さは疑いようがなかったが、ライト級で名を上げた彼が、ラファティの止まらない攻撃の中でどこまで形を保てるのか、多くの人が注目していた。

チェンバレンはそうした懐疑を力強く打ち消した。ラファティが流れを掴みかけるたびに、チェンバレンは激しく目を引く強打の連打を叩き込んだ。ラファティの前進を止めるのはほとんど不可能だが、疲労が見えてもチェンバレンは決して崩れず、より目を引くショットを打ち込んでいった。

彼はこう語った。「ジャックが大きくて、強くて、タフなのは分かっていた。それを想定して準備してきた。ビルドアップでも言ったように、最初のゴングが鳴った瞬間に顔面にパンチを叩き込む、そこから始まるんだ」

「ジャックが後半に強いのも分かっている。でも試合が決まった時から言ってきたように、俺は彼の過去の対戦相手じゃない。同じことをするつもりはない」

「みんな序盤は速く動いて打っては逃げるが、俺はその場に立って殴り合うつもりだった。そしてまさにその通りにやったんだ」

試合内容があまりに素晴らしく、僅差の接戦だったため、再戦は必然とも思える。ダルトン・スミスがスブリエル・マティアスとのWBC世界タイトル挑戦に備え、アダム・アジムがボクサーとスカイスポーツの契約終了後にBBCへ移籍したことで戦線を離れている中、ラファティとチェンバレンは絶好のタイミングで巡り合ったのかもしれない。

両者とも、再戦こそが自分たちにとって最も妥当な道だと理解しているようだ。しかも昨夜の試合内容を考えれば、勝者はさらに注目度の高いイベントになるだろう。

チェンバレンは「そうだ、間違いない。俺たち二人がどの位置にいるかを証明したと思う。だからサウジアラビアでやろう。願わくばリヤド・シーズンのビッグカードで。そしてしっかりとした金を稼ごう」と語った。

その考えにラファティも全面的に同意している。

「絶対にやりたい。なぜやらない理由がある？ 英国タイトルとコモンウェルス王座、そして年末には何か他のベルトも懸けられるかもしれない」と彼は語った。

「俺たち二人の評価が上がっていればいい。マークに敬意を表する。タンゴは二人で踊るものだ。素晴らしい相手で、これまでで最もタフな試合だった。だからこそ、もう一度やろうじゃないか」