ハムザ・シーラズは、先月エドガー・ベルランガをノックアウトして以来、彼の「恥ずかしい」と感じる言動をどう表現すればよいか悩んでいる。

シーラズは、派手な言動で知られるベルランガが、自分との試合（7月12日、ニューヨーク）でグローブに細工をしたと非難するのではなく、敗北を敬意を持って受け入れてくれることを望んでいた。イングランド出身のシーラズ（22勝0敗1分18KO）は、第4ラウンドにベルランガ（23勝2敗18KO）から2度のダウンを奪い、第5ラウンド序盤にノックアウトして「リングIII」のメインイベント（ルイ・アームストロング・スタジアム開催）を制した。

ブルックリン出身のベルランガは、この168ポンド契約12回戦のプロモーション期間中、26歳のシーラズを一貫して口汚く批判していた。それでもシーラズは、あの惨敗の後にベルランガが礼節を示していれば、ライバルとして評価していただろうと語っている。

「もし彼が男らしく敗北を受け入れて、『ハムザの方が強かった。彼に敬意を払う。将来の幸運を祈る』と言っていたら、もっとファンを獲得できただろう」とシーラズは『ザ・リング』に語った。「あれだけ\[罵詈雑言]を言って試合を売り込んだのだから、それは評価する。彼のおかげで試合はより大きな注目を集めたし、ノックアウトもさらに甘美なものになった。」

28歳のベルランガは、試合から数週間後、自身のInstagramに大したことのないハイライトを投稿し、シーラズを困惑させた。第4ラウンドで大きなダメージを負った前に、なぜ自分の良かった場面を強調するのかと問われたシーラズは率直に答えた。

「マリファナを吸いすぎてるんだろう。それ以外に論理的な理由はない。でも正直に言うと、見ていて悲しくなるよ。」

シーラズはスーパーミドル級デビュー戦でベルランガに鮮烈な勝利を収め、その結果『ザ・リング』最新168ポンド級ランキングで6位にランクインした。 一方、試合前に9位だったベルランガは、直近3試合で2度目の敗北を喫したことでランク外となった。

ベルランガにとってこれ以前の唯一の敗戦は、11か月前ラスベガスで行われたスーパーミドル級4団体統一王者カネロ・アルバレスとの12回戦でのユナニマス判定負けだった。

Keith Idec は『ザ・リング』の上級ライター兼コラムニストである。Xでは @idecboxing で連絡を取ることができる。