キーショーン・デービスが新たな階級で世界タイトルのチャンスを掴むまで、そう長くはかからないかもしれない。
装飾品を取り外したあともなお規定体重を超えていたデービス(13勝無敗、9KO)は、自分がもはやこの階級には収まりきらなくなったのだと明かした。階級変更はもはや避けられない状況となっている。通常、このようなケースでは次なるチャンスを得るまで時間がかかるものだが、今回は例外となりそうだ。
WBA世界140ポンド(スーパーライト級)王者の
ゲイリー・アントワン・ラッセルは、現時点でキーショーン・デービスとの対戦が決まりそうな状況ではないが、最近になってその可能性について話題に上がったという。もちろん、デービスとの対戦は簡単なものではない。だがラッセルは「自分は誰も恐れていない」という姿勢をはっきりと示している。ただし、彼はデービスのことを“友人”、それも“親しい友人”と考えていることも強調している。
「あいつは俺の仲間だけど、それでも試合をするのは理にかなってると思う」とラッセルは「Cigar Talk」でナジに語った。「彼には注目が集まってるし、俺はチャンピオンだからな。」
2人の間には強い友情と絆があるが、ラッセル(18勝1敗、17KO)は、それが将来的な対戦の妨げにはなってほしくないと考えている。29歳になったばかりのラッセルは、ホセ “ラヨ” バレンズエラを圧倒したばかりで、いずれはスーパーライト級の統一を目指している。
表向きには、デービスはラッセルのレーダーに入っているわけではない。しかし、もし両者の対戦が実現することになれば、ラッセルは“公平な条件”で行われることを望んでいる。
キャリアのほとんどを通じて、ラッセルはデービスより一つ上の階級で戦ってきた。彼が理にかなっていると考えているのは、まず親友であるデービスが新たな階級に慣れること。そのうえで、本人が階級にフィットしていると感じたタイミングで、対戦の話を進めればいいということだった。
「俺とやる前に、あと何戦かはやらせてやったほうがいい」とラッセルは続けた。「彼は今ちょうど階級を上げたばかりだからな。」