ロンドン(イングランド)発 — フランク・ウォーレンは、WBOに対し、同団体のミドル級王者に1位コンテンダーである
デンゼル・ベントリーとの対戦を命じるよう要求した。
無敗のカザフスタン人ジャニベク・アリムハヌリは、4月5日にアスタナで行われた凱旋試合で、フランスの
アナウエル・ンガミセンゲを5回TKOで下し、
華やかに地元復帰を飾った。この試合はWBOおよびIBFタイトルの自主防衛戦であり、『ザ・リング・マガジン』のミドル級1位にランクされているジャニベク・アリムハヌリは、これで戦績を17勝無敗(12KO)とした。
イギリスのデンゼル・ベントリーは現在WBOの1位コンテンダーとして、ミドル級王座への挑戦、そして2022年11月にアリムハヌリに判定負けを喫した因縁の再戦を辛抱強く待ち続けている。
30歳のロンドン出身のベントリーは、昨年12月7日にロンドンで行われた試合で同胞ブラッド・ポールズを判定で下し、WBOインターナショナル王座の防衛に成功するとともに、英国・欧州160ポンド級タイトルを獲得。ランキング上位の地位を確固たるものにした。
そして今回、長年ベントリーをプロモートしてきたフランク・ウォーレンは、WBOに対し、王者に次戦の指名防衛をいつ行うかの判断を求める構えであることを明かした。
「ジャニベクの前回の試合は自主防衛だった。だからこそ次は指名防衛になるはずだ」とウォーレンは『ザ・リング・マガジン』に語った。
「カザフスタンでの試合が終わった今、彼の次の動きがどうなるのかを確認する。デンゼルに関しても、そこで何らかの決定が下されるだろうが、我々はWBOに対して正式な決断を求めるつもりだ」
「デンゼルはトップに位置しながらずっと辛抱強く待ってきた。だから今こそ、今後のスケジュールがどうなるのか明確にするべきだ」
「彼は今年まだ試合をしていない。それはランキング上位にいる彼の立場を守り、タイトル挑戦の機会を失わないためだ」
「だが、彼が永遠に待ち続けるわけにはいかない。年内には必ずタイトルに挑戦させなければならない」