元IBFジュニアフライ級王者
フェリックス・アルバラードは、IBFフライ級王座を懸けて
矢吹正道と対戦し、2階級制覇を狙う。
注目必至の撃ち合いは、土曜日に日本・愛知の愛知スカイエキスポで行われる。
「再び世界タイトルに挑戦できるので、とても興奮する」とアルバラード(42勝4敗、35KO)は、プロモーターのウィリアム・ラミレスを通じて
ザ・リングに語る。「12月27日を待ちきれない」。
経験豊富なニカラグア人で、ザ・リングのフライ級8位にランクされるアルバラードは、セルヒオ・ゴンザレスの厳しい指導のもとマナグアでトレーニングを積み、敵地に乗り込む。
「まったく問題ない」と試合1週間前に来日したアルバラードは語る。「すでに日本や他国でもアウェーで戦ってきたので、慣れている」。
この一戦の興味深い点は、両者とも軽量級屈指のパンチャーとして知られる点にある。矢吹はKO率94%を誇り、挑戦者はそれをやや下回るものの、王者の倍以上となるプロ戦績(46戦対22戦)を積み重ねたうえで、83%という非常に高いKO率を保持する。
「12ラウンドを待たずに勝利することが自分のマインドセットだ」と彼は続ける。「厳しいトレーニングを積み、準備は整い、どちらの展開にも対応できる。神のご加護があれば、再び世界王者に戴冠することを期待する」。
矢吹(18勝4敗、17KO)は、ザ・リングのフライ級4位にランクされる存在で、将来の3階級制覇王者となる
中谷潤人に4回判定負けを喫したほか、後のWBAフライ級王者
ユーリ阿久井政悟に1回TKO負け、キューバのダニエル・マテヨンには8回スプリット判定負けを喫する。
強打者として知られる矢吹は、2021年9月に寺地拳四朗を10回TKOで下す番狂わせを演じるが、直後の再戦では3回に決着をつけられる。
33歳の矢吹は、タノンサック・シムシーを7回ストップで下す印象的な勝利を挙げ、アキレス腱断裂からの復帰戦では、シベナティ・ノンシンガを9回TKOで下してIBF108ポンド級王座を獲得する。フライ級に転向後は、
3月29日にアンヘル・アヤラを圧倒し、12回ストップ勝ちでIBF王座を手にする。質問やコメントは Anson([elraincoat@live.co.uk](mailto:elraincoat@live.co.uk))まで送付でき、Xでは @
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