クリス・ユーバンク・ジュニアは、待望の
コナー・ベンとの再戦から撤退するとは脅していない。
しかし、イングランド出身のユーバンクは月曜日に放送された Inside The Ring(インサイド・ザ・リング) 出演中、再戦契約の一部条項に不満を抱いていることを明らかにした。ユーバンク(38戦35勝3敗〔23KO〕)とベン(24戦23勝1敗〔14KO〕)は、11月15日にロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで開催される ザ・リング 主催の “Unfinished Business(アンフィニッシュト・ビジネス)” 興行のメインイベントで再戦する予定だ。
36歳のユーバンクと29歳のベンは2試合契約を締結しており、その中にはリハイドレーション条項も含まれている。この条項は、試合当日の朝に行われる再計量で契約体重を10ポンド(約4.5キロ)以上超えてはならないと定めたものだ。
スーパーミドル級(上限168ポンド)まで戦ってきた身長5フィート11インチ(約180cm)のユーバンクは、4月25日の計量でちょうど160ポンド。対する5フィート8インチ(約173cm)のベンは、これまでジュニアミドル級(上限154ポンド)を超えて戦ったことがなく、今回の計量では156ポンドだった。
ユーバンクは初戦の前後から、このリハイドレーション制限に不満を示していた。ユーバンクのプロモーターであるベン・シャロームは、再水分補給制限を「危険」として繰り返し批判しており、このような制限の撤廃を訴えている。
今回もユーバンクは番組内でこの件に触れたが、再戦を前にどの契約項目に不満があるのかについては具体的に明かさなかった。
「この世界は簡単に進められるものじゃない」とユーバンクは語った。「この試合の最終契約は、実際のところまだ完全に合意に至っていない。だから、まだいくつか調整して、正すべき点が残っているんだ。」
マックス・ケラーマンとマイク・コッピンジャーの両司会者が詳細を尋ねたが、ユーバンクはそれ以上の説明を避けた。
「そうだ、初戦の前に再戦に合意していた」とユーバンクは言った。「だが、その契約の中にはまだ交渉中の部分がいくつか残っている。どの部分かはここでは話さないが、いくつかの項目について交渉を続けている。だから、最良の条件を勝ち取るのは俺とチーム次第だ。」
この英国の宿敵対決は、DAZNペイ・パー・ビューでイギリス(£24.99)とアメリカ($59.99)向けに配信される予定だ。
(インサイド・ザ・リング) の新エピソードは、毎週月曜午後2時(米東部時間・太平洋時間午前11時)に DAZN で配信される。
Keith Idec は ザ・リング 誌の上級記者兼コラムニスト。X(旧Twitter)では @idecboxing
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