12月30日に発売される『ザ・リング』誌1月号で、
井上尚弥は今世紀最初の四半世紀におけるトップ10ファイターの4位にランクされる。
彼の上に名を連ねるのは、バーナード・ホプキンス、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオの3人だけである。
まさに歴史的名選手たちと肩を並べる評価だ。
井上は先週末、
当時無敗だったアラン・ピカソを相手に、ほぼ完封に近い内容で勝利する。ただし、1人のジャッジは3ラウンドを相手に与える採点をつける。1988年の五輪金メダル戦でロイ・ジョーンズより韓国選手に票を投じたボブ・カスールでさえ、これほどのスコアカードは提出しないだろう。
パッキャオが、全盛期を過ぎた同士の直接対決でメイウェザーに敗れていながらも上位に位置づけられる理由は、戦績にある。彼は階級を上げながら、単にベルトを獲得しただけではなく、最強クラスと次々に拳を交え、そのすべてを打ち破る。
108ポンドから世界王座を獲得してきた井上尚弥は、現在ジュニアフェザー級の完全統一王者である。もしフェザー級に上げ、同じ偉業を成し遂げたとしたらどうだろうか。
32歳という年齢を考えれば、残された時間は限られているが、今世紀最初の25年におけるパウンド・フォー・パウンドのトップ10を、あなたは誰に選ぶだろうか。
本誌は、世界各地の書店、最寄りの
B&Nでも入手可能である。