エディ・ハーンは日曜日、
『ザ・リング・マガジン』に対し、トゥルキ・アル・シェイク閣下から今朝連絡があり、「リチャードソン・ヒッチンズの試合に関してはマッチルームが関与している場合に限って協力する」と伝えられたと明かした。
このアル・シェイク閣下のハーンへの支持は、土曜日にニューヨークで行われた試合でヒッチンズがキャリア最高のパフォーマンスを見せたことを受けたものである。ヒッチンズは
8ラウンドにボディショットでジョージ・カンボソスをノックアウトし、IBF世界スーパーライト級王座の初防衛に成功した。
試合後のインタビューで、
ヒッチンズ(20勝0敗、8KO)は、自身が現在プロモーション契約のない「フリーエージェント」であると発表した。この発言はハーンにとって不愉快なものであった。マッチルーム会長のハーンは、ヒッチンズがまだ有望な挑戦者であった2022年に契約しており、それから6試合でヒッチンズは140ポンド級の王者となり、初防衛戦を成功させている。
「リング上でのリチャードソン・ヒッチンズの発言にはがっかりした」とハーンは『ザ・リング・マガジン』に語った。「一方で彼は『マッチルームがこの2年間で自分の人生を完全に変えてくれた』と言っているが、同時に『自分はフリーエージェントだ』と世界に向けて宣言した。
私はこの発言に納得がいかず、控室に戻ったあとでヒッチンズをそっと呼び出して、自分の気持ちを伝えた。……我々が彼のキャリアにこれまで投資してきたすべてを考えると、本当に後味の悪い出来事であった。」
ブルックリン出身のヒッチンズは、『The Ring』誌のスーパーライト級ランキングで1位に位置している。27歳の彼は、リング誌認定王者テオフィモ・ロペス(この日リングサイドで観戦していた)および、デビン・ヘイニー(父ビル・ヘイニーが観客席にいた)との将来的な対戦を希望している。ヘイニーは過去にオーストラリアで
カンボソスと2度対戦し、いずれもリング誌のライト級タイトル戦で勝利している。
なお、カンボソスは2021年にロペスに劇的な番狂わせで勝利したことで最も知られている。
「我々はリチャードソン・ヒッチンズのために信じられないほどの仕事をしてきた」とハーンは『ザ・リング・マガジン』に語った。「彼をコンスタントに試合に出場させ、4回もメインイベントで起用した。そして素晴らしいパフォーマンスによって、彼をスター選手へと押し上げたのだ。」
「今朝、トゥルキ・アル・シェイク閣下から心温まる電話をいただいた。彼は、今後リチャードソン・ヒッチンズに関してはマッチルームとしか仕事をしないと確認してくれた。よって、我々はその議論を開始することになる。」
Mike Coppingerは『ザ・リング・マガジン』のシニア・インサイダーである。以前はESPNのボクシングインサイダーを務めていた。X/Instagram:@MikeCoppinger にてフォロー可能。