10月4日、スコットランド・グラスゴーのブレーヘッド・アリーナで行われた試合で、
クリストバル・ロレンテは後半に見事なパフォーマンスを見せ、
ナサニエル・コリンズ戦を引き分けに持ち込み、ヨーロピアン・フェザー級王座を守った。
その後、EBU(ヨーロピアン・ボクシング・ユニオン)は、元ヨーロピアン・スーパーバンタム級王者
リアム・デイヴィスをロレンテの正式な次期挑戦者に指名した。
ただし、その対戦が次戦で行われる必要はない。ロレンテはその間に任意防衛を行うことも可能だが、6〜9か月以内にデイヴィスと対戦しなければならない。
ロレンテは昨年7月に王座を獲得して以来、これまでに3度の防衛に成功している。興味深いことに、デイヴィスもコリンズと同じくフランク・ウォーレン率いるクイーンズベリー・プロモーションズの所属だ。29歳のイギリス人デイヴィス(17勝1敗、8KO)は、キャリアの大半を122ポンド級で戦ってきた。
しかし、昨年11月、アマチュア時代の宿敵
シャバズ・マスードに敗れ、7年のプロキャリアで唯一の黒星を喫した後、デイヴィスは階級を4ポンド上げてフェザー級へ転向した。そして
今年5月、カート・ウォーカーとの12回戦を判定で制し、再び勝利の軌道に乗った。
一方、ロレンテ(20勝0敗3分、8KO)は2016年にプロデビューを果たした。
キャリア最初の19戦を母国スペインで戦った後、アルバニアでマウロ・フォルテに12回のマジョリティ・デシジョンで勝利し、EBU王座を獲得。続くイタリアでのフランチェスコ・グランデッリ戦でも判定勝ちを収め、王座を守った。
29歳のロレンテは、7月5日に母国の比較的経験の浅い同胞ルベン・ヒルとの試合で苦戦し(12回ドロー)。しかし、今月初めに敵地で行われたWBCランキング1位ナサニエル・コリンズ戦では粘り強さを見せ、最終的に引き分けに持ち込んだ。
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