デレック・チゾラは、自身のキャリア通算50戦目が12月13日、マンチェスターのCo-op Liveアリーナで開催されるクイーンズベリー・プロモーションズの大会で行われることを明らかにした。
チゾラは現在、4団体統一ヘビー級王者
オレクサンドル・ウシクが保持するIBF世界ヘビー級王座の指名挑戦者である。しかし、ウシクは
軽傷のため今年中は試合を行わないことが決まっている。
しかし現在、41歳のチゾラは、2020年10月に判定で敗れたウクライナの偉大な王者との再戦をただ待ち続けるつもりはないようだ。代わりに、マンチェスターでプロ通算50戦目を迎えることをインスタグラムで発表した。
チゾラ(36勝13敗、23KO)は直近では2月にリングに上がり、オット・ワリンを2度倒した末に判定勝ちを収めた。これはチゾラにとって49戦目であり、当時は「英国での最後の試合になる」と強調していた。
しかし状況は変わり、再び英国で戦うことになっただけでなく、半年前にワリンを破った同じアリーナで試合を行うこととなった。
また、チゾラの投稿は、同大会への出場がすでに決まっている20歳の有望ヘビー級選手
モーゼス・イタウマとの対戦の可能性も示唆している。
イタウマは直近の試合で、8月16日にリヤドのANBアリーナにて
ディリアン・ホワイトを119秒で粉砕した。その勝利により、『The Ring』誌のヘビー級ランキングで10位に浮上。現在WBAとWBOでは1位、WBCでは4位、そしてIBFでは5位につけており、チゾラが最上位にランクされている団体でもある。
「いいか、みんなに伝えたいことがある」チゾラはインスタグラムのインタビューで語った。「12月13日、俺たちはマンチェスターに戻る。キャリア50戦目だ。 」
だからホテルを予約して、レストランを予約してくれ。俺とクイーンズベリーがマンチェスターを揺るがす」
『ザ・リング・マガジン』が今月初めに報じたところによると、チゾラのプロモーターであるフランク・ウォーレンは、
チゾラがIBF王座への挑戦権を維持するために最終挑戦者決定戦を戦わざるを得ない可能性があると明かしていた。IBFはエフェ・アジャグバとフランク・サンチェスに対戦を命じていたが、アジャグバは負傷により辞退した。
チゾラはさらにこう付け加えた。「対戦相手はすぐに発表される。すでに一人決まっていたが、ビッグボスが彼を持っていったんだ。ビッグボスが欲しいと言えば逆らえない、そういうことさ」