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デビッド・ヒメネス、日曜にケンブン・トーレスと対戦 次に見据えるのは世界タイトル挑戦
インタビュー
Anson Wainwright
Anson Wainwright
RingMagazine.com
デビッド・ヒメネス、日曜にケンブン・トーレスと対戦 次に見据えるのは世界タイトル挑戦
日曜、コスタリカのデビッド・ヒメネスが、なんとキルギスでメキシコのケンブン・トーレスと対戦する。

『The Ring』誌のスーパーフライ級ランキングで6位に位置するヒメネスは、ボクシングの“辺境地”ともいえる地への遠征にも一切の躊躇を見せず、ビシュケクのビシュケク・アリーナでトーレスと拳を交える。この試合は、日本時間午後4時よりABEMAで放送される予定だ。

「ビシュケク、キルギスの首都で戦うというのは、僕にとってだけでなく、コスタリカのボクシング界にとっても歴史的なことなんだ。本当に素晴らしい経験になっている」とデビッド・ヒメネス(17勝1敗、11KO)は、プロモーターのエルネスト・サンドバルを通じて『ザ・リング・マガジン』に語った。

「中米の世界王者が中央アジアで試合をするのはこれが初めてだし、地元のファンはとても礼儀正しく、このイベントに興味を持ってくれている。ここでは本当に温かく迎え入れられているよ。ボクシングにとっても素晴らしい舞台だと思う。」

ファイトクラブ・プロモーションズ・コスタリカのエルネスト・サンドバルは、この試合がヒメネスのキャリアを前進させるうえで最良の判断だったと感じている。




「この試合を受けたのは、デビッドがこの階級で最高の選手だと信じているからだ。そして、常に世界レベルの相手と戦い続ける必要がある」とプロモーターは語った。

WBA暫定王者であるヒメネスは、一歩下がってでも二歩前に進むという姿勢を貫いており、この試合を快く受け入れた。

「これはWBA世界タイトルの挑戦者決定戦であって、俺の暫定王座の防衛戦ではない」と彼は語った。「この試合の勝者が、現在フェルナンド“プーマ”マルティネスが保持しているWBAスーパーフライ級世界王座の指名挑戦者になる。

「俺は“真の”世界タイトルに向けて、この一歩を確実に踏み出すことに集中している。」

もちろん、最近の発表によれば、WBCおよびRing王者のジェシー・ロドリゲスが、今週土曜の統一戦でIBF王者プメレラ・カフを破れば、次戦でフェルナンド・マルティネスとのさらなる統一戦に臨む予定となっている。この試合は、11月22日にサウジアラビア・リヤドで開催される「ザ・リングIV」興行で行われる。




つまり、ヒメネスにチャンスが巡ってくるまでには、もう少し時間がかかる可能性が高い。

「もしデビッドが勝てば、WBAの指名挑戦者となり、その扉が開かれる」とサンドバルは説明した。「我々が見据えているのは世界規模のビッグファイトだ。目指しているのは世界タイトル戦、歴史に残る試合、そしてコスタリカを真のボクシング強国として確立することなんだ。」

33歳のヒメネスは、メキシコ人ファイターとの一戦が厳しい戦いになると予想しており、前に出て打ち合うタイプ同士の激しくエキサイティングな試合になると見ている。

「ケンブン・トーレスは国際的なバックグラウンドを持つ強い相手だ」とヒメネスは語った。「彼はメキシコと日本の血を引いていて、メキシコのボクシング特有のタフさと、日本人ファイターの規律を併せ持っている。攻撃的で、勝ちに来るタイプだ。それは尊敬している。でも、彼が何を仕掛けてきても対応する準備はできている。俺は戦いに備えてきたし、本当に激しい試合になるなら、最後に立っているのは俺だ。」

ケンブン・トーレス(15勝5敗、10KO)は、元WBCジュニアフライ級王者ヘルマン・トーレスの息子である。彼自身は2003年、わずか16歳でメキシコにて元世界タイトル挑戦者リカルド・バラハスとのプロデビュー戦を迎え、4回TKOで敗れている。その後、トーレスは日本に拠点を移し、連勝を重ねたが、間嶋将幸との日本バンタム級王座決定戦での僅差の敗北(10回判定負け=マジョリティ・ディシジョン)によって、その流れは一度途切れた。

その後トーレスは、11年間の服役を経てリングに復帰したが、復帰後は3連敗を喫し、キャリアは行き詰まりかけていた。しかし彼は、フィリピンのレイマート・ガバロを初回KO、さらにKJ・カタラハにスプリット判定で勝利するという番狂わせを2度も演じ、一気に再注目を集めることとなった。




質問やコメントは、アンソン宛に elraincoat@live.co.uk まで送信可能。また、X(旧Twitter)では @AnsonWainwr1ghtがフォローできます。

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