ひと頃、期待の10代ライト級ホープ、
カーメル・モートンが
ラモント・ローチ・ジュニア と対戦するという話が浮上する。
8月には、モートンのプロモーターである
フロイド・メイウェザーがモートンのポスターを投稿し、ローチ戦をほのめかす。
「この試合を実現させよう」と当時メイウェザーは言う。「カーメル・モートンはもう準備OKだ。ローチ、やろう。俺が金を出すことになっても構わない。」
メイウェザーの発言はボクシング界に波紋を呼び、モートンとローチの間で激しいやり取りが続く流れになる。
しかしWBAジュニアライト級王者ローチは、3月の
ジャーボンテイ・デービス戦で物議を醸した
マジョリティドローの後、より実績のあるビッグネームとの“意味ある試合”を求めていた。
デービスとの再戦がまとまらなかったことで、ローチ(25勝1敗2分、10KO)は土曜日に予定されている、WBCジュニアウェルター級暫定王者
アイザック・クルス(28勝3敗1分、18KO)との一戦へと進む。この試合はテキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターで行われ、
PBC on Prime Video のPPV大会のメインを飾る。モートンは、技巧派のローチが強打者“ピットブル”クルスを攻略すると見ている。
「ローチが勝って“上の男”になるはずだ。彼はクルスよりキレがあるし、判定で完封すると思う」とモートンはザ・リングに語る。
モートン(8勝0敗、6KO)は、2026年を自身のブレークイヤーと見据え、フォトショップのポスターではなく、ローチやクルスのような実力者との“リアルな試合”へとステップアップする未来を描く。
19歳のモートンは“世代最高の才能”と呼ばれ、デービス級のスキルとパワーを持つと評されており、それを証明する準備を整える。
「自分を信じるし、自分のスキルセットを信じる」とモートンは言う。「自分が何をできるか分かっているし、フロイドも俺を信じている。年齢に関係なく、今すぐ世界の135ポンド、140ポンドのトップと戦える自信がある。
“無敗の戦績を懸けてもいい。それを示すためだ。あとはチャンスをつかむだけ。時が示すし、俺はその時に備える。」
Manouk Akopyanはリングの主任ライター。Xとインスタグラムで @ManoukAkopyan をフォローできる。