クラレッサ・シールズにとって初となる女子ヘビー級4団体統一王座の防衛戦が、ついに最終調整段階を終えた。対戦相手はラニ・ダニエルズ。試合は今週土曜、ミシガン州デトロイトのリトル・シーザーズ・アリーナで開催され、
DAZNで配信される。
金曜に行われた前日計量で、両者ともに175ポンド以下でクリア。シールズは174.6ポンド、ダニエルズは170.4ポンドだった。
無敗のクラレッサ・シールズ(16勝無敗、3KO)は、オリンピック2大会連続金メダリストであり、3階級で4団体統一を成し遂げた女子ボクシング界の象徴的存在。今回がヘビー級での3戦目となる。2024年7月27日に初のヘビー級戦としてヴァネッサ・ルパージュ=ジョアニッセを2回TKOで下し、WBC王座を獲得。続く2025年2月2日には
ダニエル・パーキンスを圧倒してダウンも奪い、3-0の判定で勝利。
4団体統一を果たし、史上初の女子ヘビー級4団体統一王者に輝いた。
一方のラニ・ダニエルズ(11勝2敗2分、1KO)は、元IBF女子ヘビー級王者であり、現在はIBFライトヘビー級王者でもあるニュージーランド出身の実力者。今回がアメリカでの初試合であり、現在7連勝中と波に乗っている。2023年に行ったヘビー級での直近の試合では、ラゼル・モハメドを4回ストップで下し、自身のヘビー級王座を防衛した。
その後、2023年12月2日にデスリー・ロビンソンにマジョリティ・デシジョンで勝利して空位のIBFライトヘビー級王座を獲得。さらに2024年9月7日にはボラティト・オルウォレに3-0の判定勝ちを収め、同王座の初防衛に成功している。