クラレッサ・シールズは、言葉で相手の神経を逆なでするのが得意だ。
エドガー・ベルランガも、どうやら同じように感じているようだ。ただし、大きな違いがある。シールズは自分の発言をすべて結果で証明できるという点だ。
ここ2か月ほど、ベルランガは
ハムザ・シェラーズを徹底的に嘲笑していた。細身のスーパーミドル級コンテンダーを「あごが弱い」「キリン」「下位レベルの選手」などと呼び、自分には敵わないと断言していた。
カメラの前ではその挑発的な言動が映えた。しかし、スポットライトが当たり、試合開始のゴングが鳴ると、シェラーズはその言葉をすべてベルランガに飲み込ませた。
その敗北ぶりから、批判の声が一気に噴出した。しかし、シールズは彼への非難をやめるべきだと訴える。
「エドガーは才能のある選手よ」とシールズは
『ザ・リング・マガジン』に語った。「そう思わない人もいるかもしれないけど、本当に才能はあるの」
現在28歳のベルランガは、今後数か月をかけて次のステップを計画することになる。プエルトリコ系の人気チケットセラーである彼は現在プロモーターと契約しておらず、さらに今回の敗北はダメージが大きい。そのキャラクター性にも影響が及んだ。
これまでのところ、彼の発言や威圧的な態度は、実際の結果には結びつかなかった。長年ベルランガを知るシールズは、もっと口数を減らし、行動で示すことを望んでいる。ただ、それも彼の性分だと理解している。次の試合では、親友としてしっかり勝利を収めてほしいと願っている。
「そういう話し方をするなら、それに見合う結果を出さなきゃいけない。今回はそれができなかったけど、次はもう少ししゃべるのを控えて、その分をリングで見せてほしい」