SESプロモーションが、WBOの「暫定」クルーザー級王座を懸けた
クリス・ビラム=スミス対
ロマン・フレス戦の開催権を獲得した。
ウルフ・シュタインフォルト氏率いるドイツのプロモーション会社が唯一の入札者であり、提示額は156,921ドルであった。この金額はビラム=スミスに有利な60対40の比率で分配される予定であり、両陣営には48時間以内に参加を正式に確認する猶予が与えられている。
WBO会長グスタボ・オリビエリ氏によると、SESはこの試合をドイツ国内のマクデブルク、ケムニッツ、またはフェヒタのいずれかの会場で、2026年1月14日に開催する意向を示しているという。オリビエリ氏はこの情報を自身のX(旧Twitter)アカウントで発表した。
1週間前、WBOはこの試合に関する入札を呼びかけたが、当初の最低提示額である30万ドルを提示するプロモーターは現れなかった。そのため、WBOは基準額を15万ドルに引き下げる決定を下した経緯がある。
現時点で、ボクサー社に所属するビラム=スミスがこの試合のオファーを受け入れるかどうかは明らかになっていない。彼が出場を受諾した場合、94,152.60ドルを受け取ることになる。しかし、もし彼が辞退した場合、WBOの規定により「出場不能」とみなされ、同団体はランキング上の次点選手に機会を移すことになる。その次点の選手はランキング3位のウマル・サラモフである。
なお、現WBO世界クルーザー級王者の
ヒルベルト・ラミレスは
肩の手術を受けたため現在戦線を離脱しており、復帰は来年になる見込みである。ただし、具体的な復帰時期はまだ確定していない。
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