元統一世界スーパーライト級王者は、先月ガーナのアクラで興行を開催する。そのメインイベントでは、アンドリュー・タビティとジェイコブ・ディクソンの試合を組む。
全盛期には「キング」カーン(38歳)が主役として輝き、ボルトン出身の彼は、カネロ・アルバレス(63勝2敗2分、39KO)とテレンス・クロフォード(41勝無敗、31KO)の両者と対戦した唯一の選手である。
しかし、どちらの試合も彼にとって良い結果とはならなかった。カーンは2016年のスーパーウェルター級戦で
アルバレスに6ラウンドKO負けを喫し、2019年のウェルター級戦ではクロフォードにボディブローでストップされる。その後、カーンと
クロフォードは共にトレーニングを行うようになり、2004年アテネ五輪ライト級銀メダリストのカーン(34勝6敗、21KO)は引退する。
ボクシングには階級が存在する理由がある。カネロのような野獣と戦おうとするクロフォードの勇気には本当に敬意を表する」と、カーンは最近『ザ・リング』誌に語る。
「もしかするとクロフォードは、他の誰も気づいていないカネロの衰えを見抜いているのかもしれない。そして、クロフォードこそが、ちょうど良いタイミングでカネロを捉える男なのかもしれない。どうなるか見てみよう。素晴らしい試合になると思う。」
「俺は親友のテレンス・クロフォードを応援するつもりだ。彼は俺の良き友人だし、やれると思う。彼のボクシングIQは非常に高く、完璧と言えるほどで、すべてを見抜く力を持つ。」
「クロフォードは強打者だ。多くの人は彼のパンチ力を過小評価している。俺は実際にリングで対戦したが、彼のパンチは本当に強烈だった。もちろん、二人の中で最もパンチ力があるのはカネロだが、それでもクロフォードにはカネロを痛めつけて下がらせるだけの力があると思う。そして彼は、真正面から立ち向かう覚悟を持っている。」
Manouk Akopyanは『ザ・リング』誌の主任ライター。X(旧Twitter)およびInstagram:@ManoukAkopyan をフォロー