『ザ・リング・マガジン』が最初に報じたように、5月31日(土)、WBAスーパーミドル級暫定王者カレブ・プラントがメキシコのノックアウトアーティスト、アルマンド・レセンディスと対戦し、さらに無敗の2階級制覇王者ジャーメル・チャーロがベテランの挑戦者トーマス「コーンフレーク」ラマナと対戦する。これら2試合は、ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノ内ミケロブ・ウルトラ・アリーナにて開催されるPBCチャンピオンシップ・ボクシング(Prime Video配信)の共同メインイベントとして行われる。
この大会は東部時間午後8時/太平洋時間午後5時に開始され、アメリカおよび一部の国のPrime会員限定でPrime Videoにて独占配信される。
プラントとチャーロは、この5月31日の勝利をもって、スーパーミドル級(168ポンド)での因縁の対決実現に向けた布石を打とうとしている。両者は過去数年にわたり舌戦を繰り広げてきており、実際に衝突寸前となる場面もあった。
プラント(23勝2敗、14KO)は、昨年9月に強打のトレバー・マカンビーを9ラウンドでストップし、ダウンを喫しながらも逆転勝利を収めた。
「前回の試合から、静かにチームと共に努力を重ねてきた。いつも通り、準備において一切の妥協をしていない」とプラントは語る。「どんな挫折も、いくら金や成功を得ようとも、自分のボクシングへの愛や、勝者であることへの競争心は変わらない。5月31日はショーを見せるためにリングに上がり、世界最高の一人であることを誰にも疑わせない」
26歳のレセンディス(15勝2敗、11KO)は、2018年のプロデビュー以降、初戦から12連勝を記録し、そのうち8試合でKO勝利を挙げるなど強打を印象づけてきた。2021年9月にはマルコス・エルナンデスに判定で敗れたものの、2023年3月には元統一世界王者ジャレット・ハードを10ラウンドでストップし、再び注目を集めた。メキシコ・ナヤリット出身のレセンディスは、2023年9月にトップミドル級のイライジャ・ガルシアに判定負けを喫したが、今年2月にはフェルナンド・パリーサを第5ラウンドTKOで下し、復調を印象づけた。
「5月31日にこうしたチャンスを得られてとても嬉しい」とレセンディスは語った。「また素晴らしい試合に出場できること、今回は元世界王者とのメインイベントで戦えることに感謝している。タフな戦いになると分かっているが、勝つために全力で準備し、この勝利を愛する祖国メキシコに捧げたい」