ブランドン・フィゲロアは、相手が真正面から打ち合ってくるスタイルを好む。
観客が楽しめる試合には互いに戦う意思が必要であり、その点で
2月7日にリバプールのエコー・アリーナで対戦する
ニック・ボールはまさに理想的な相手だ。
「打ち合う相手には本当に強い」と、火曜の記者会見でフィゲロアは語った。「リング中央でぶつかり合うのは間違いないと分かっている。」
三度目の王座獲得を目指すフィゲロアにとって、これまでの2度の王座経験はいずれも
スティーブン・フルトンに敗れて終わっており、そのリベンジもモチベーションの一つとなっている。
それでも28歳のフィゲロアは、新たな一歩を踏み出す準備ができている。
前回の試合では、フィゲロア(26勝2敗1分、19KO)は
7月19日にジョエット・ゴンザレス相手に物議を醸す判定勝ちを収めた。しかし、その論争の的となった勝利で軌道に戻ったものの、今回はボールに対して明確なアンダードッグとなる。
ボールは『ザ・リング』誌のフェザー級ランキング3位で、WBA王者として2025年にTJ・ドヘニーと
サム・グッドマンを相手に防衛戦を行った。
ボール(23勝0敗1分、13KO)は、レイ・フォードやアイザック・ドグボエに勝利したことで、トップレベルと戦えることを示している。しかしフィゲロアによれば、その大舞台での経験は自分には関係ないという。
「結局、最後により欲しがっているのが勝つんだ」とフィゲロアは語った。