デレク“ボージー”エニスは、若き教え子の一人が大舞台で輝く瞬間を待ちきれずにいる。
アンディ・クルスが待ち望んできた瞬間は、1月24日に訪れる予定で、キューバ人のプロ7戦目として、ラスベガスのフォンテーヌブローでIBFライト級王者
レイモンド・ムラタラに挑戦する。
エニスはムラタラを素晴らしいファイターだと評価しつつも、ゴングが鳴れば、長年のトレーナーとして自分の選手が持ち味を存分に発揮すると期待する。
「アンディが美しいショーを見せることになるだろう」と、エニスはYSMスポーツ・メディアに語る。
ムラタラ(23勝0敗、17KO)は、5月10日にザウル・アブドゥラエフを下して暫定王座を獲得し、その後ワシル・ロマチェンコの引退により正規王者へ昇格したにもかかわらず、キャリア初となるアンダードッグとしてリングに上がることになる。ムラタラはその後、王座統一を狙い始めたが、最終的にIBFは元五輪2大会連続金メダリストとの対戦を指令した。
エニスは、クルス(6勝0敗、3KO)を一方的な勝利の連続へと導いてきた。その中には、6月に行われた
三代大訓に対する5回KO勝ちという直近の勝利も含まれる。
総じて、エニスは30歳の新鋭スターから見せられている内容を気に入っている。彼の見方では、クルスは優れたアマチュアであり、その才能と努力によって、偉大なプロへと進化しつつある。
「本当に満足している」とエニスは語る。「彼がもともと持っていたものを奪ったわけではない。ただ付け加えただけだ」。