両者が初めて拳を交えた昨年、チューは154ポンド級の主役だった。しかし、フンドラとの接戦を判定で落とした後、バフラム・ムルタザリエフに無慈悲なKO負けを喫する。30歳のオーストラリア人は、再び世界王座戦線に戻るために、キャリアの再構築を余儀なくされた。
4月5日、
ジョーイ・スペンサーを4回TKOで下したことで、再起への第一段階は成功を収めた。勢いを取り戻した今、フンドラとの再戦がいよいよ現実味を帯びてきている。
もし7月19日開催という提案が正式に決まれば、元154ポンド王者のチューは再戦に自信を持って臨むことになるだろう。だが、
セルヒイ・ボハチュクは事態がさらに悪化すると見ている。
「フンドラが彼をノックアウトするよ。」とボハチュクはRed Gloves Newsに語った。「今度こそ本当にノックアウトする。」
ボハチュク(26勝2敗、24KO)は、どちらか一方に肩入れしているわけではない。現在WBCランキング1位に位置しており、自身の出番が近づいていることを自覚している。
最終的に誰が勝ったとしても、次にタイトルへ挑むのはボハチュクであることに変わりはない。本来なら静観してチャンスを待つこともできたが、30歳の彼はあえてその道を選ばず、最近アメリカ人サウスポーのマイカル・フォックス(24勝5敗、5KO)との試合で、自身のランキングを懸けて戦う決断を下した。
先週末、ボハチュクはフォックスの独特な身長にもほとんど苦しむことなく対応し、
10ラウンドにわたって明確かつやや大差の判定で勝利を収めた。
この段階で再びトップランクを危険にさらすのは得策とは言えず、ボハチュクはこの期間を休養と回復に充てるつもりだ。その間、ウクライナ出身の彼はフンドラだけでなく、154ポンド級の他のトップ選手たちにも注意を払い続ける考えでいる。仮にフンドラ対チューの勝者から声がかからなければ、別の強豪との拳の交換を望むことになるだろう。
「もちろん望んでいるよ」とボハチュクは続けた。「俺は強い相手と戦いたいんだ。」